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優勝戦線で「6アンダーを目標に」 尾関彩美悠が“逆転連覇”へ納得の粘りのゴルフ

前年覇者の尾関彩美悠が、しっかりと優勝戦線に浮上してきた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年9月17日 08時30分

不振も乗り越え尾関彩美悠が連覇へ優勝争いに名乗り
不振も乗り越え尾関彩美悠が連覇へ優勝争いに名乗り (撮影:鈴木祥)

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目◇16日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

大会連覇がかかる20歳が、しっかりと優勝争いに食い込んだ。昨年ここでツアー初優勝を挙げた尾関彩美悠は、トータル9アンダーの6位タイから4打差の逆転を目指していく。

これぞギャルファーでしょう!【写真】

奪ったバーディは6つで、いずれも5メートル以内のチャンスを生かしたもの。ただ本人は、むしろパーを拾いながら粘ったプレーを評価する。8番パー4、11番パー3はバンカーからの寄せワン。16番パー3はラフから2メートルにつけ、最終18番もアプローチからの3メートルをねじ込んだものだ。「いいプレーができたと思います」。しびれるシーンを乗り越えながらの18ホールだった。

今季は通算2勝目、そしてさらなる飛躍を狙う1年だが、6月末まで尾を引いた不振により苦しい時間を過ごすことになった。しかしアイアンをエースに戻すなど試行錯誤し、徐々にではあるがそこから脱しつつもある。「きのうもきょうもボギーを打って(目標に)1打足らずでした。でも、自分なりには十分いいかなと思っています」。ようやくこんな評価を口にできる日が訪れた。

伸ばしあいの大会ということもあり、トップとの4打差を逆転するためにはひたすらバーディを狙っていくしかない。本人も「5アンダーは必須で、6を目標に頑張っていきたい。そのスコアが出せるように」と、それは重々承知している。昨年は1打のリードを守っての逃げ切り勝利だったが、また違う味わいの勝利を、この特別な地で手にしたい。

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