日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は24日、定時社員総会を開いた。その後には記者会見を行い、ここで樋口久子顧問の定年に伴う退任セレモニーも実施された。
現在80歳の樋口は、1967年にプロテストに合格した協会の1期生。翌68年の「日本女子プロ選手権」で優勝すると、草創期の日本女子ゴルフ界で圧倒的な強さを発揮し、ツアー通算69勝を積み上げた。また世界でも“チャコ・ヒグチ”の愛称で活躍。77年には「全米女子選手権」を制し、アジア選手として初めて海外メジャー制覇を成し遂げた。2003年には日本人初の世界ゴルフ殿堂入り。96年にはJLPGA会長に就任。2011年までつとめ、その後も相談役として女子ゴルフの発展に尽力した。18年から特別顧問を務めていた。
セレモニーでは、小林浩美JLPGA会長から花束が贈られた樋口は、「みなさんがいてくれたおかげで協会が発展していることをうれしく思います。ゴルフが本当に好きで、健康管理の意味もこめて今でもラウンドをする。ゴルフ界の発展を常に願っているので、今後とも応援よろしくお願いしたいと思います」と挨拶。今後は協会の外から、ゴルフ界全体を眺めることになる。
小林会長は「この日を迎えることが残念。樋口さんは第一人者として日本ゴルフ界全体へ多大な貢献をしてくれた。これまで会長、相談役、顧問と女子プロゴルフ協会に多大なご指導とご意見をいただいき、徐々に成長発展ができた。これからもさまざまな角度から相談をすることもあるので、引き続きよろしくお願いします」と頭をさげ、功績を労った。
その後行われた会見では、第40期の事業・決算報告も行われ、昨年度の協会の売り上げ、純利益が過去最高額になったことが報告された。2年前の約5億円を上回る、約6億円の最終利益を計上。昨年結んだU-NEXTとの5年間のインターネット独占配信契約や、大会公認料金の値上げ、新規トーナメント開催などが収入の基盤になった。またこれに伴う還元策として、昨年から会員費を半額にしたことなども明かされた。
この他、中期的計画として組織改革の基盤固めと価値向上を、長期的計画として女子ゴルフのさらなるエンターテインメント化を目指していくビジョンも改めて報告。小林会長は「目指すのはPGAツアー。世界で勝つ選手が現れ、そのポテンシャルを持つ選手も多い。(PGAツアーは)まだまだ遠い世界だが、伸びしろはある」と力を込めた。
