攻めたフォン・シャンシャンが今季初V！「今日は強い気持ちで」

＜ヨネックスレディスゴルフトーナメント　最終日◇27日◇ヨネックスカントリークラブ(6,370ヤード・パー72)＞

　新潟県にあるヨネックスカントリークラブで開催された、国内女子ツアー「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」の最終日。3位タイでスタートしたフォン・シャンシャン(中国)が、トータル8アンダーでホールアウトし、同スコアの馬場ゆかりとのプレーオフに突入。2ホール目でバーディを奪い逆転で大会を制した。

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　大混戦となった最終日。最終組の馬場や笠りつ子、ルーキーの青木瀬令奈らが優勝争いを繰り広げる中、1つ前の組のフォンは、17番で4つ目のバーディを奪い、トータル8アンダーで首位の馬場に並んでホールアウト。その後、馬場がスコアを伸ばせなかったため勝負の行方はプレーオフに持ち越された。

　18番パー5で繰り返し行われたプレーオフ1ホール目は両選手ともにパー。2ホール目でフォンは、残り210ヤードのセカンドを3番ウッドで果敢に攻めてグリーンオーバー。3打目となる奥からの難しいアプローチを5メートルに寄せる。馬場は4打目をグリーン奥から上手く寄せるが、フォンは最後のパットを気合でねじ込み勝負あり。昨年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」以来となる、国内女子ツアー通算3勝目を挙げた。

　米国女子ツアーを主戦場とするフォンは、今年2月に開催された「HSBC女子チャンピオンズ」で、4人で行われたプレーオフに進むも敗退。昨年は国内女子ツアー「ミズノクラシック 」でもプレーオフで上田桃子と対戦して涙を呑んだ。「今まであと一歩届かなかった。今日は強い気持ちで戦いました」とコメントしたフォン。今度は「米国ツアーで勝って、メジャーのタイトルも獲りたいです」と力強く答えた。