佐久間朱莉に芽生えた“海外志向”　古江彩佳との2サムラウンドで「さらに行きたい気持ちに」

＜JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ　3日目◇26日◇宮崎カントリークラブ（宮崎県）◇6487ヤード・パー72＞

昨年6月のプロテストにトップ合格を果たし、ツアー本格参戦1年目のルーキーながらシード権を獲得した佐久間朱莉。「いつもテレビで観ていて、上位の人しか出られないというイメージ」のあったツアー最終戦のメジャー大会にも出場を叶え、ルーキーイヤーの締めくくりを迎えようとしている。

佐久間朱莉のドライバースイングをコマ送りで【連続写真】

トータル2アンダーの19位タイから上位浮上をねらった3日目だったが、ボギーが先行するとコーライグリーンの目に苦しみ「短いバーディチャンスを2、3コ外しちゃった」と決めきれず。そのあとはバーディとボギーがひとつずつでスコアを落としてしまった。トータル1アンダーの23位タイ。悔しさをにじませながら、「最後まで全力で楽しみながら頑張りたい」と最後の18ホールを見据える。

QTランキング14位でスタートした今シーズンだったが、リランキングは9位で突破。そして出場人数が限られる日本開催の米国女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」、そしてこの最終戦に出場できたのは「今後につながるいい経験」とこのルーキーイヤーを振り返る。特にTOTOでは、「みんなフレンドリーで明るい感じ。やっていてとても楽しかった」と、いままでは抱いていなかった“海外志向”の気持ちが芽生えてきた。

さらにこの日はルーキーシーズンで米ツアー初優勝を遂げた古江彩佳との2サムでのラウンド。その強さや技術の高さを身近で感じるともに、実際に古江からは「海外の話もしてもらった」といろいろなことを教えてもらうことができた。「さらに行きたい気持ちになりました」と、目標や夢はさらに膨らんでいく。