この“なるちゃん節”はコースでも健在。希望がパター練習をしていると、愛海の口がだんだんと開き始める。「飽きちゃったでしょ?」と尋ねると『ううん、ギリギリ大丈夫!』。さらに『ファーって言うのも怖いから(ティショットを)曲げないで』と言い、重くてちょっと変わっているというバンカーには『均(なら)すのが難しいから入れないでね!』とひとこと。希望からしたら、これまで出会ったことのない「注文の多いキャディさん(笑)」だ。
それでも、「今週はにこやかにできるかと思います。イライラすることはないかな。それが一番大事ですね」と、精神的に助かる場面は多そうだ。「いろいろあったけど、最後こうやって迎えられた」最終戦。姉妹で楽しみながら、笑顔のプレーで締めくくる。(文・笠井あかり)

