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史上2人目の大会連覇ならず 西村優菜は苦しい一日に涙

史上2人目の大会連覇ならず 西村優菜は苦しい一日に涙

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2022年5月8日 18時22分

西村優菜はタイトル防衛ならず 悔しい一日となった
西村優菜はタイトル防衛ならず 悔しい一日となった (撮影:佐々木啓)
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇8日◇茨城GC西C(茨城県)◇6680ヤード・パー72>

一年前に歓喜の涙を流した地で、悔し涙がほほを伝った。前回大会でトーナメントレコードとなるトータル14アンダーをたたき出して優勝した西村優菜は、トータルイーブンパーの14位タイ。アン・ソンジュ(韓国)以来となる大会連覇はならなかった。

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首位とは11打差で迎えた最終日。「前半すごく悪くて」と2つ落としてサンデーバックナインを迎えたが、後半6ホールで4バーディ。一気に息を吹きかえしてトップ10も見えたが、16番、17番と連続ボギー。結局この日はイーブンにとどまり、「アンダーパーで回りたかった…」と肩を落とした。

生命線の一つがおかしくなった。「ちょっとドライバーが怖くて、振れなくなってしまいました」。16番で左に行くと、17番ではそれを嫌がって右へ。精密機械とうたわれる安定感抜群のショットは、精神面から狂いを生じた。

「自信を持ってドライバーを振れるようにしたい。切り替えて、1試合ごとに大事に戦いたい。次の大きな試合は全米女子オープン。頑張りたいです」。最後はいつも通りのことばでまとめた。「もっと練習します」。思い出の大会で味わった悔しさを、さらなる飛躍へのバネとしたい。

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