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世界1位や先週Vの畑岡奈紗も使用 高橋彩華を優勝に導いたニューシャフト【辻にぃ見聞】

世界1位や先週Vの畑岡奈紗も使用 高橋彩華を優勝に導いたニューシャフト【辻にぃ見聞】

配信日時:2022年4月27日 07時31分

「世界ランキングトップ6のうち、5人も使用しています。最近アメリカで人気が出ていて、その波が日本に来ているようにも感じますね」。優勝した高橋に加え、このスチールファイバーを使用している濱田茉優は3位タイ、松森彩夏は10位タイの好成績で今大会を終えた。これから実戦投入していく選手も多くなることが予想される。

上から『ドンっ』とピンポイントでグリーンを狙うことが重要になってくる米ツアーでは、ボールの高さが求められるが、スチールファイバーにはこの特性があると辻村氏は話す。「高橋さんはもともと打球に角度がなかったのですが、このシャフトでスピンとボールの打ち出し角が上がり、しっかりボールも止まってたように見えます」。ピンをデッドに狙うことができるようになったことで、チャンスに多くつけることができた。

さらに、安定感も増した。「畑岡選手にも高橋選手にも共通して言えるのは“つかまりすぎる左のミス”を嫌がること。ねじれづらいというシャフトの特長で、そのミスが減ったのではないでしょうか」。ただ振りやすいだけではなく、カーボンとスチールのいいとこどりができているというスチールファイバー。これが高橋の武器であるショット力を取り戻すことにつながったと語る。

■3年前からの成長を感じたグリーン周りからの“ディフェンス力”

高橋のショット力ばかりに目が行きがちだが、成長したのはそれだけではない。今大会、高橋のバッグを担いでいたプロキャディの河戸映氏。プロになったばかりの高橋のバッグを担ぎ、それ以来3年ぶりのタッグだった。『3年でこんなに伸びるんだ』と驚いていたという。

舞台となった川奈ホテルゴルフコースは、ツアーで3試合しかないコーライ芝のグリーン。多くの選手がグリーン上でのライン読みや、「コーライ芝では、スピンをほどけて寄せるのか、入れて寄せるのか。キャリーの場所や芝目によっても変わってきます」とアプローチでの寄せに苦しんでいた。

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