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女子プロゴルフ会場で半旗掲揚 選手たちが“3・11”への思いを語る

女子プロゴルフ会場で半旗掲揚 選手たちが“3・11”への思いを語る

配信日時:2022年3月11日 10時30分

仙台市出身の山路晶がトップバッターで出て行った
仙台市出身の山路晶がトップバッターで出て行った (撮影:福田文平)
明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 初日◇11日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>

2011年に発生した東日本大震災から11年が経過するきょう3月11日、国内女子ゴルフツアーの第2戦が開幕を迎えた。日本人にとって決して忘れらない一日を前に、大会に出場する選手たちもそれぞれの思いを語った。

11年前…東日本大震災発生当時の選手たちの様子

昨年の大会優勝者で、昨季賞金女王の稲見萌寧は、「あれから結構な時間が経ったんだなと考えることがあります」と感慨深げ。発生当時、東京都内に住む小学生だった稲見は、いつもと同じように新宿の練習場でクラブを振っていた時に揺れを感じたという。「家に居た親と連絡がなかなか取れなくて、(普段は迎えに)20分で来ることができるのに、何時間もかかった」と、その時のことを振り返った。

また、こちらも当時小学生だった勝みなみは、福島県での大会に出場した時に交流があった人たちを心配する時間を過ごしたことを思い出す。「11年と聞くと早いなという気がしますね。復興もまだまだという感じがある」と心境を話す。そして「スポーツは元気を届けられると、ここ何年も感じている。私たちはそれを届けられる立場。少しでも笑顔になってもらえるように頑張りたい」と続けた。

今年、3年連続で女子ツアーのプレーヤーズ委員長(選手会長)を務める青木瀬令奈は、選手と日本女子プロゴルフ協会をつなぐ立場として、「今回や、熊本の震災もそうですが、何か毎年決めてできることがあればやりたいという話を(協会に)しました」とツアーとしての継続的な取り組みへ意気込む。震災だけでなく「10月だったら(乳がん啓発の)ピンクリボン週間とか、時期が決まっているものがあれば、どんどんやって啓発していきたい」と、選手を代表して今後も声をあげていくつもりだ。

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