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西郷真央が見せた2つの成長 稲見萌寧は高精度から“重たい”高精度に進化【辻にぃ見聞】

西郷真央が見せた2つの成長 稲見萌寧は高精度から“重たい”高精度に進化【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2022年3月8日 11時30分

西郷真央と稲見萌寧の2トップ体制が続く!?
西郷真央と稲見萌寧の2トップ体制が続く!? (撮影:鈴木祥)
国内ゴルフの幕開けとなった「ダイキンオーキッドレディス」は、西郷真央が念願の初優勝を果たした。勝てそうで勝てなかった、そんな経験で得た悔しさを見事に初戦で晴らした。20歳の西郷が勝てた理由を、上田桃子らを指導する辻村明志コーチが分析する。

祝・初V!西郷真央の22年版スイングをコマ送りで【連続写真】

■勝つ準備をしてきた西郷真央が見せた2つの強さ

昨シーズンは2位が7回、トップ10も21回と強さを発揮した西郷。ルーキーシーズンながらフル回転の大活躍だったが、未勝利に終わった。だからこそ心の中では燃えるものがあったのだろう。2022年初戦でいきなり栄冠をつかんだ。これに対して辻村氏は「開幕戦は準備ができている人しか勝てないものです」と称える。

昨シーズン終了から3カ月。誰もが新シーズンを見据え準備をするが、やってきたことを結果に結びつけるのは簡単なことではない。「きっと、“こんちくしょう”、“くっそー”という精神も強かったでしょうし、そういう気持ちがあったからオフに頑張れたのだと思います」と、まずは気持ちの面が西郷の初優勝につながったと辻村氏は分析する。

もちろんこれは技術あってのことだが、「素晴らしい選手からさらにバージョンアップしたと感じました。成長が見て取れたシーンの一つが最終日の18番の3打目です」(辻村氏)と振り返る。パー5の2打目をグリーン左のバンカーに入れたのだが、アゴが近くピンは狙えない状況。そこで下した決断は安全策で、一度横のラフに出すと、そこから40センチにつけパーセーブ。初優勝をたぐり寄せた。

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