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不安定だったショットが中盤以降ガラリ 渋野日向子がみせた“修正力”の背景にある「データ」

不安定だったショットが中盤以降ガラリ 渋野日向子がみせた“修正力”の背景にある「データ」

配信日時:2021年11月18日 16時26分

<大王製紙エリールレディスオープン 初日◇18日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>

最後の最後で出た「きょうイチ」のショットで自信を深めた。今季最終戦を迎える渋野日向子は、2アンダーで終えた初日のラウンドについて、「最後は持ち直してやり切れた」と評した。

歓声に応えるシブコ【写真】

確かに“持ち直した”という印象は大きい。10番からスタートし、序盤4ホールはパーを並べたが、その内容は不安定なものといえた。ショット、特にアイアンが右に出て、グリーンをとらえることができない。「3ホール連続(12、13、14番)で、8番アイアンのショットが右に抜けてパーオンできず、それが悔しかった」。12番、13番はアプローチに助けられパーを拾ったが、14番はバンカーショットが4メートルオーバーしボギーに。「いいゴルフをしたいと思ってスタートしたけど、11番のパー5で獲れなかったり、途中まで気持ち的に落ちていました」と苦しい時間を過ごしていた。

そんな流れを変えたのが16番パー3だった。ユーティリティで打ったティショットをピン30センチにピタリとつけて、ギャラリーを盛り上げた。この反応を聞いて笑顔も弾ける。右へのミスの修正を試みていた渋野にとって、「あそこで切り替えることができた。いい印象を持って次のホールのティショット、セカンドに臨めた」と“開眼”への一打になった。

序盤のミスについては、ショット時の体の向きに原因を求める。「左を向きすぎていた。そのなかで右ピンを狙うと、(左を向いているため)体が反応して右に出てしまっていた」。左を向いていたことで、余計に右に打つ意識が働き、それが結果としてミスとしてあらわれた。本人は「なかなか修正できなかった」と話したが、中盤以降、格段にショットの安定感は増していった。

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