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9試合ぶり予選落ちの渋野日向子 課題は「全部」…そのプレーのなか見えた“光明”

9試合ぶり予選落ちの渋野日向子 課題は「全部」…そのプレーのなか見えた“光明”

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年10月23日 07時30分

2日間で姿を消すことになった渋野日向子だが… その中でも“光”はあった
2日間で姿を消すことになった渋野日向子だが… その中でも“光”はあった (撮影:鈴木祥)
NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 2日目◇22日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) ◇6571ヤード・パー72>

初日6オーバーの99位タイと出遅れた渋野日向子は、予選通過がかかった2日目のラウンドを2つ伸ばして終えた。しかしビハインドが重くのしかかり、トータル4オーバー・65位タイでカットラインに2打及ばず。7月の「GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ」以来となる9試合ぶりの予選落ちを喫した。

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「見ての通り情けない内容でした」。ラウンド終了後の会見では、悔しさを押し殺すように、こう2日間のプレーを振り返った。2週前の「スタンレーレディス」では1年11カ月ぶりに優勝。さらに5試合連続トップ10入りと好調を持続し兵庫県に入ったはずだったが、苦しい36ホールを味わうことになった。「ゴルフはいつもいいようにいくわけではない。こういう日は来るし仕方ない」。こうやって言うほかなかった。

バーディは1つだけで、5つのボギーに加えダブルボギーも喫した第1ラウンドについて「全体的によくなかった」と評す。そのため2日目は「どれだけスコアを戻せるか、減らせるかということを目指しながらやってはいた」とカムバックに集中。その結果、5つのバーディを積み重ねた。ただ要所でミスからボギーも3つ叩き、この日も課題について聞かれると「全部」という答えが返ってくるばかりだ。

ただ、そのプレーは決して悪いものばかりではない。初日は縦の距離感、横の幅ともにばらつきが見られたアイアンだが、2日目はピンハイにビタっとつけてバーディを奪うシーンが格段に増えた。本人は「スイングの問題で、それ(攻める・攻めない)以前の問題というミスばかり。曲がってたし、当たらなかった」とプレーに苦言を呈す。確かに左に出てバンカーに入れてしまった最終18番のセカンドなど、チャンスにつけたい位置からのショットミスがボギーにつながった。それでもギャラリーの拍手を引き出したベタピンショットも、印象に残る。

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