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古江彩佳が昨年優勝大会以来のノーボギー 「別人みたい」から戻った先週のきっかけ

古江彩佳が昨年優勝大会以来のノーボギー 「別人みたい」から戻った先週のきっかけ

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年4月16日 18時17分

古江彩佳の状態が上向きに 昨年の強さをここから発揮するか?
古江彩佳の状態が上向きに 昨年の強さをここから発揮するか? (撮影:鈴木祥)
<KKT杯バンテリンレディス 初日◇16日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6501ヤード・パー72>

昨年3勝を挙げる活躍を見せたものの、今年は開幕かららしくない成績が続いていた古江彩佳が、ようやく戻ってきた。5アンダーまで伸ばし、首位タイ発進を決めた。

さて、これは誰の妹でしょうか?ヒントはプラチナ…【大会ライブフォト】

出だしの1番で5メートルのバーディパットを沈めリズムを作ると、「安心感はなかったですが、チャンスをものにできた」と5バーディ。要所も締めて、昨年優勝した11月の「大王製紙エリエールレディス」第3ラウンド以来のボギーフリーとなった。「今年初めてだったのでうれしいですね。ボギーのストレスがないのがいい」と久々に笑顔が咲いた。

昨年最後の3試合を優勝、優勝、2位と素晴らしいかたちで締めて迎えた2021年だったが、持ち味が消えていた。「ショットが別人みたいに違う。流れを作れていない」。すべての部分が悪くなっていた。「スイングを変えたわけではないのですが、少し悪かったところがどんどん悪化した感じですね。オーバースイングもコックの使い方も全部がおかしくなっていた」。それでも「いいとき悪いときはある。良くなるだろう」と焦らず、気長に待った。

光が見えたのが、地元・兵庫で行われた前週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」。第1ラウンドの5番で54度のウェッジでイーグルを奪取。「(イーグルを4つ奪った昨年の)最終戦を思い出しました」と好調時の手応えを感じることができた。また、地元とあって「(コーチの)父と一緒に練習へ行きました」と、普段は動画のやり取りがメインのなか実際に見てもらい修正を施した。その結果8位タイと今年最上位でのフィニッシュ。「トップ10に入れたことは自分に励みになる」と気持ちも状態も上げて熊本に入ることができた。

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