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18歳の西郷真央はプロデビュー優勝ならず「7割は残念な気持ち」

18歳の西郷真央はプロデビュー優勝ならず「7割は残念な気持ち」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年6月29日 16時48分

西郷真央は“プラチナ世代”の1つ下の2001年度生まれ。また楽しみな選手が登場した
西郷真央は“プラチナ世代”の1つ下の2001年度生まれ。また楽しみな選手が登場した (撮影:GettyImages/JLPGA提供)
今年3月まで女子高生だった西郷真央は、プロテスト合格後の初戦で優勝となれば、ツアー史上初の快挙だった。最終日は「71」とスコアを1つ伸ばして、トータル9アンダーと健闘したが、優勝した渡邉彩香には2打届かず5位タイで大会を終えた。

飛ばしの要素てんこ盛り! 西郷真央のドライバースイング【連続写真】

リモートによる公式会見で今大会の感想を聞かれると「ティショットは4日間含めて思うように振れなかった。それが良い結果につながらなかった。7割は残念な気持ち」と悔しさをにじませた。ティショットでは思い切りの良いスイングで、飛距離は出ていたものの、深いラフに入る場面が多かった。

それでも序盤は見せ場を作った。1番、4番をバーディとして6番でボギーを打ったものの、すぐに7番をバーディとして取り返す。その時点でトータル10アンダーとして、同じ最終組で回る首位の田中瑞希をとらえた。8番パー5は西郷も田中もバーディパット決め、トータル11アンダーまで伸ばした。しかし、難関の9番パー3で流れが止まってしまった。

5番アイアンで打った9番のティショットは、手前の池に痛恨の池ポチャ。池の手前にドロップしたアプローチはピンを大きくオーバーして2パットのダブルボギー。一気に後退した。「本来ならフォローの風が吹く予報でしたが、前半は逆風もあった」と風のジャッジに失敗。「前日までは大きいクラブで打っていて、少し抑えて打ってしまって当たりも薄かった。打ってからアゲインストが吹いてしまった」と小さなミスと不運が重なった。

それでも18歳は最後まで望みを捨てなかった。「9番ホールのことはあまり引きずっていなくて、それよりもティショットが気持ちよく振れることだったり、アイアンショットがもともとは得意なので、それをどう生かせるかを考えていた」という。10番をボギーとして迎えた14番パー5のバーディで「ショットが良くない中で立て直せた」と手応えを掴んだが、「その後、パットが一筋外れた入りして、優勝争いから遠ざかってしまった」と振り返る。

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