福田:そうですね。私がジュニアの時は、とりあえず飛ばすことを覚える、みたいな感じでした。とりあえず振る力、振ることだけを永遠にやっていたので、そこから徐々に体ができて、“スイングの形”という状態になって、ときにはその“飛ばす”という感覚が身に付いていました。それですごく形が、感覚が、固まっていった感じはありますね。
内川:そうだよね。やっぱりいきなり“形”から入ってしまうと、どうしてもそれ以上強く振ったりというのがなかなかできなくなってくるような気がする。スイングもそうだけど、小さい物から大きい物を作るのって結構難しいじゃん? いきなりヴォーン! って振ると体を暴れさせちゃったりとか、力が入るところを全部無視して全部使って打っちゃったりとかというのがある。だから、子供のころからきちんと“大きく振る”という中から小さい物を作り上げていくほうがいいんじゃないかなって気はするね。ゴルフはちょっとわからないけど、野球の場合は。
福田:ゴルフもそうだと思います。
■スイングで一番大切にしていること
内川:福田プロはスイングで一番大切にしていることは何?
