体のやわらかさを生かして240ヤード【連続写真】
アマチュア時代から使用するブリヂストンと用品契約を結んだ吉田優利。クラブセッティングを見てみるとドライバーからアイアンまでボールの上がりやすい、やさしいクラブを選んでいることがわかる。ドライバーは弾き系の『Tour B JGR』。ブリヂストンの中でもアベレージゴルファー向けのクラブだ。「万全な状態ではない私を支えてくれた1本」と語る吉田がこれを選んだ経緯を、ツアーレップの阿部貴史氏に聞いた。
■ドライバーもアイアンもやさしさを重視
「昨年の途中まで他社のドライバーを使っていたのですが、左手首を痛めて、ドライバーが思うように打てない時期がありました。それでプロテスト前の富士通レディースで集中してドライバーをテストしてもらったら、『JGR』がはまったんです。軽く振っても初速が上がりやすいクラブなので、飛ぶ感覚があったのでしょう。ロフトがある10.5度にしたら、楽にボールが上がって(怪我で)スピードが落ちた部分を補ってくれる。スピンも適度に入っていました」。
アイアンは『TourB JGR HF2』。こちらもアベレージゴルファー向けでプロモデルではない。その特徴はやはりボールの上がりやすさとミスヒットに寛容なところ。「アイアンもボールが楽に上がることを求めています。フィッティングしていて思うことは、古江彩佳プロもそうですけど、ナショナルチーム・ヘッドコーチのガレス・ジョーンズが弾道計測器のトラックマンを使ってアドバイスをしていたようで、その数字にとてもこだわります」(阿部氏)