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古江彩佳は1グラムの重さの違いも感じとる クラブセッティングへのこだわり

古江彩佳は1グラムの重さの違いも感じとる クラブセッティングへのこだわり

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年5月6日 07時30分

■スイングの再現性が高いから打音や重さの違いに敏感

このオフには最新の『JGR』のドライバーのテストも行っているが、2年使い続けている『TOUR B XD3』に戻っている。

「なるべく古江プロのスイングに合わせようと思って、『JGR』のロフト角やライ角をいろいろと調整しているところです。『JGR』の方が飛ぶので本人も使いたいと言っていますが、彼女がイメージしているところよりもボールが右に出てしまうみたいです。『TOUR B XD3』の方がインパクトでボールがフェースに乗る時間が長く感じていて、イメージ通りの球が打てている。おそらく、素材よりも音の違いが実際のインパクトに影響を与えているのではないかと思っています。『JGR』の方が打音は高いので、ボールが早く出て行くように感じるんでしょうね」(阿部氏)

古江の感性の鋭さは音だけではない。重さにも敏感だと阿部氏はいう。「ウェッジは重さをとても気にしています。今使っているウェッジのスペアを同じように作っても、『ちょっと重たく感じます』と言われたことがあるんです。実際は1グラムとか2グラムとか。そのくらいの差ですね。やはり振りが一定だから、そういう誤差を感じとれるという気がします」

フェースの開閉が少ない再現性の高いスイングで今季ツアー2勝目が期待される古江。安田祐香、西村優菜、吉田優利らの“プラチナ世代”の中でも、一歩先を行く存在になるかもしれない。

【古江彩佳のクラブセッティング】
1W:TOUR B XD3(2018) 10.5度 45.25インチ Speeder 569 TR S
3W:TOUR B JGR(2019) Speeder 569 EVOLUTION IV S
7W:TOUR B JGR(2017) Speeder 569 EVOLUTION IV S
4U、5U:TOUR B JGR(2017) MCH 60-S
6I〜PW:TOUR B X-CB(2018) MCI 80-S
50度、54度、58度:TOUR B XW-1 MCI 85-S
PT:ストローク ラボ ブラックシリーズ TEN

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