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おなじみ14本のなか“キラリと光った”工夫 渋野日向子の縦距離を合わせるための施策は?【勝者のギア】

おなじみ14本のなか“キラリと光った”工夫 渋野日向子の縦距離を合わせるための施策は?【勝者のギア】

配信日時:2019年11月25日 15時20分

ウェッジにキラリと光る工夫を施して臨んだ渋野日向子
ウェッジにキラリと光る工夫を施して臨んだ渋野日向子 (撮影:鈴木祥)
先週の「大王製紙エリエールレディス」で最終日スタート時の2打差を逆転し、今季国内4勝目を挙げた渋野日向子。2週前に予選落ちを喫した際、多くの人に支えられていることを再確認し、「自分のためではなく、応援してくれる人たちのために勝ちたかった」と臨んだ試合で、見事その思いを結実させた。

チーム渋野、優勝でこの幸せそうな光景

その大会でバッグに入っていた14本は、もはやおなじみの“レギュラーメンバー”たち。「もともとクラブをあまり替えるタイプではない」と、契約を結ぶPINGのツアー担当者が語るように、構成は9月の「デサントレディース東海クラシック」優勝時と同じだ。

だが今週、ウェッジに工夫を施した。それがシャフトの変更。愛媛に入ってから52度、56度の2本のウェッジに「N.S. PRO 950GHネオ」を挿してテストを行い、そのまま試合でも使用した。

渋野を指導する青木翔コーチは、「ウェッジショットの際、縦距離が合っていないという違和感はずっとありました。さらに(伊藤園レディスで予選落ちした週の)日曜日の練習でノンプレッシャーの状況にも関わらずミスが見られた。それならばというので、本人にも説明したうえで交換しようとなりました」とその意図を説明する。3日目のラウンド後に渋野も「ショットはすごくいいのでチャンスは来ると思う」と、ショット面の手ごたえを語っていたが、その裏でこのような工夫が施されていた。

また今回3連勝中だった鈴木愛に続き、渋野が勝ったことでPING契約の選手が“4連勝”を達成。今季ここまでの38試合で、“チームピン”としての13勝目をつかんだ。

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