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渋野日向子ホールアウトから優勝までの“不思議な”1時間30分【記者の目】

渋野日向子ホールアウトから優勝までの“不思議な”1時間30分【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年9月24日 07時30分

「2打差なら、気持ち的には楽だったかなとは思います。プレーオフか、逆転もあるだろうなと思っていました」。

そう考えるのが自然だろう。渋野が18ホールを終えた時は、まだ昼の12時15分。最終組は12番パー5をプレー中で、スコアを伸ばすチャンスが7ホールも残っていた。

「ジエさんたちが15番グリーンに行ったあたりで、練習を始めようと思っていました。それまでは、お菓子を食べたりして過ごしました(笑)」。少しのリラックスタイムを挟み、午後1時前、練習グリーンに姿を現した。

この頃になると、徐々に吹き始めていた風が、その勢いをさらに増していった。いくら実力者といえども大きくスコアを伸ばすのが難しいコンディション。「予報では、スタート時間から雨、風があるといっていたのに、まったくでした。幸運でしたね」と渋野。15番を終えジエは依然バーディなし。テレサがバーディを奪って1打差に迫ったが、渋野のトップは変わらず。この状況で起こったコンディションの変化は、渋野にとってまさに“追い風”となった。

練習グリーンでは、「17番のバーディパットで手が震えていたので、プレーオフでそうならないように片手で打つ練習をたくさんしました」と、多くの時間をこの練習に割いた。これは渋野が普段から行うドリルのひとつで、パターを握っていないほうの手をお腹にあて、1.5mほどの距離から片手で打つというもの。「頭と肩を動かさず、お腹を意識するため」と語る練習法だ。他にも、手のひらを開いて、拝むように合わせたところにグリップを挟み込むようにして球を転がすなど、普段からのルーティンを繰り返して調整を重ねていた。

「(途中経過は)気にはなりましたけど、確認しませんでした。(18番グリーンの)歓声で、『あ、寄ったのかな?』とか『何打差だろう?』、『同点なのかな?』とは思っていました。でもキャディさんもあえて言わなかったみたいですし、知る必要もないかなって。とにかく『パター練習頑張るぞ』という気持ちでいました」

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