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劇的チップインを生んだウェッジ アイアンシャフトの“番手ずらし”も効果大【勝者のギア】

劇的チップインを生んだウェッジ アイアンシャフトの“番手ずらし”も効果大【勝者のギア】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年9月23日 11時20分

16番のチップインバーディで力強いガッツポーズ ギャラリーも大興奮だ
16番のチップインバーディで力強いガッツポーズ ギャラリーも大興奮だ (撮影:村上航)
2日目終了時にはトップの申ジエ(韓国)に8打の大差をつけられながら、劇的な逆転勝ちをおさめた渋野日向子。またしても、見る者に強烈なインパクトを与える勝利で、「デサントレディース東海クラシック」で今季国内3勝目を挙げた。

相変わらずのシブコ・フィーバー!この人の数…すごくないですか?

なかでも印象に残ったのは、16番パー3で見せたチップインバーディだろう。ティショットが「外れてはいけない難しいほう」と警戒していたグリーン左横のラフにつかまり、1つ前の15番でバーディを奪いトップに並んだイケイケムードに、水を差すかもしれないピンチが訪れた。

カップまでは15ヤード。ここで握ったのが、今季使用を続けるウェッジ『PING GLIDE FORGED』の56度だった。素振りで慎重にイメージを作りクラブを振り抜くと、ボールはカップめがけて転がり、そのまま吸い込まれた。緊張の面持ちが一転して笑顔となり、2度強くガッツポーズ。トータル13アンダーまで伸ばし単独トップに浮上する“決勝バーディ”となった。

「最近アプローチがうまくいかない場面が多かったなかで、決まったのが本当にうれしかった」。今季リカバリー率14位につける渋野の守備面を支える1本が、終盤に大仕事を果たした。

また先週の『日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯』から、アイアンのシャフトにも工夫を施している。フジクラコンポジットの『MCI 80-R』を挿しているのだが、本来6番用のものを5番に挿し、通常よりも硬いシャフトにする“番手ずらし”を行っている。

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