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リズムの良さがウリの青木瀬令奈 ルーティンからスイングまでよどみがない【辻にぃ見聞】

リズムの良さがウリの青木瀬令奈 ルーティンからスイングまでよどみがない【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年7月30日 12時12分

「ほかの選手より20ヤード後ろから内側につけてバーディを獲れるのが青木さんの魅力です。上から打ち込むタイプではなく、地面の設置面積が多い“ソールを滑らせ方が上手いタイプ”だからです。序盤戦はアッパーブローになりすぎていましたが、現在はほどよいアッパーブローで最適な入射角を取り戻したように見えます。出球が安定するようになっていると思います」

■ツアー屈指の感覚派 グリーン上での意識は…?
仲の良い成田美寿々は、青木を“ザ・感性”と評す。スイング面では、鋭い感性がシーズン中に大きく崩れることを防いでくれる。パッティングはより感性が働いて、何本もライ角などが異なるパターを持ってきていることやラインによって立ち方を変えるというのがその一例だ。もちろん彼女のストロングポイントなのだが、辻村氏は、そのぶんパッティングで悩むことがあるのでは?という見方もする。アドバイスとして「感覚を使いすぎないこともありなのでは?」と話す。

「感覚の鋭い選手は意識しなくても、勝手に出てくる感覚がある。シード入りの前から大西翔太コーチと二人三脚でやってきて、明らかに良くなっています。自分とコーチ。そこを信じてやっていけば、必ずいい結果が生まれると思いますよ。ファンサービスも素晴らしく、ギャラリーを楽しませることができる選手。活躍を期待したいですね」。

解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、永井花奈、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

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