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目まぐるしく首位が変わった最終日 優勝を争った選手たちは何を思ったか

目まぐるしく首位が変わった最終日 優勝を争った選手たちは何を思ったか

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年7月29日 06時47分

熱い優勝争いを演じた青木瀬令奈 その心中は?
熱い優勝争いを演じた青木瀬令奈 その心中は? (撮影:米山聡明)
<センチュリー21レディス 最終日◇28日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6470ヤード・パー72>

33度の気温に加えて朝まで降り続いた雨による湿気で、灼熱のような暑さとなった「センチュリー21レディス」は、試合展開も熱いものとなった。何度も首位が入れ替わる大混戦となるなか、栄冠を手にしたのは、最終18番でバーディを奪いトータル9アンダーとした稲見萌寧だった。

初優勝を挙げて大粒の涙を流した稲見萌寧【写真】

稲見が最後のバーディパットを沈めるまで並んでいたのが、トータル8アンダーで2位タイとなったイ・ナリ(韓国)と青木瀬令奈。2014年の「日本女子オープン」以来となるトップ3フィニッシュとなったナリは、「私は精一杯やった気持ちがありましたし、待つしかなかった。結果に納得できるように待っていました」という気持ちで稲見のプレーを見つめていた。13年以来となる優勝はならなかったが、「調子は良くなっているので、また来週以降も頑張りたい」と前を向いた。

一方の青木は最終18番で5mのバーディパットを決められず、抜け出すことができなかった。「(ラインを)浅めにしっかりと打てたらなと思っていたのですが、ちょっと打ち切れなかったですね」と悔しがった。とはいえ、ショットの調子が上がらないなかでのこの成績は評価できる。「気持ち的にも技術的にもうまく騙しながらできました。先週に続いてトップ10に入れたのは良かった。夏女として上り調子なんじゃないかなと思います」と確かな手応えを胸にコースを後にした。

16番パー3でもう少しでホールインワンというショットでバーディを奪い、トータル8アンダーで一時首位に立った臼井麗香。しかし、18番で2打目をグリーン奥にこぼすと、勝負をかけたアプローチは「完璧に打てた」もののわずかに決まらず。返しのパーパットも外してトータル7アンダーの4位タイで終わった。

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