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上田桃子の金言で取り戻した余裕 岡山絵里がメンタル面の課題を克服

上田桃子の金言で取り戻した余裕 岡山絵里がメンタル面の課題を克服

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年7月6日 16時54分

大先輩の金言を胸に 岡山絵里が頂点を見据える
大先輩の金言を胸に 岡山絵里が頂点を見据える (撮影:佐々木啓)
資生堂 アネッサ レディスオープン 3日目◇6日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6513ヤード・パー72>

海外女子メジャー「全米女子オープン」の最終日に「68」の好プレー。「ここまでの3日間はショットを曲げたくなかったから、全然振れていなかった。アイアンもしっかり振っていったらちゃんとスピンもかかった。考えすぎだったんでしょうね」と世界最高峰の戦いでも自身のショットが通用することを実感して帰国した岡山絵里。だが、それからはもどかしい日々が続いていた。

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一番の原因は“考えすぎ”。「私の場合、気持ちの部分で問題になることが多い。自分に厳しくなって視野がどんどん狭くなる。そしてミスをしてしまう」。全米女子が終わって「まだまだ練習が必要」と感じたアプローチなど課題は山積み。余計に完璧を求めすぎて結果につながらなかった。

転機となったのは「宮里藍 サントリーレディス」。決勝ラウンドで同じ組となった上田桃子に意を決して話しかけた。「私の何がダメだと思いますか?」。普段から恐れ多い大先輩だが、2サムとなった絶好の機会。こんなチャンスはほとんどないと勇気をだした。

返ってきた言葉は「このまま続けたらいいと思うよ」から始まるお褒めの言葉だった。「てっきり難しいことを言われると思っていました。あまり褒めない、とおっしゃっていた方に褒められてホッとしました。それから許せることが多くなりました。不運がきても受けいれられるようになった」。ツアーで15勝をしているショットメーカーからの言葉は、岡山を変えるには十分すぎるほどだった。

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