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節目の試合が歴代最高賞金額 大逆転相次ぐ展開にドキドキ【記者の目】

節目の試合が歴代最高賞金額 大逆転相次ぐ展開にドキドキ【記者の目】

配信日時:2019年7月2日 12時30分

渋野日向子が最後の最後で全英切符をつかんだ
渋野日向子が最後の最後で全英切符をつかんだ (撮影:福田文平)
基本的にお金の話が嫌いという人はいないだろう。下世話だなぁと思っても、12月になれば毎日のようにテレビのスポーツニュースでプロ野球選手の契約更改が取り上げられるし、サッカーで言えば移籍金の高さが、獲得するチームのその選手に対する評価としてセンセーショナルに報道される。それがゴルフとなればなおさらだ。今なお日本では男女両方のツアーが獲得賞金額によって頂点の座が決められ、翌年のシード、すなわち職場の有無が決まるのである。

“セクシー・ノースリーブ姿”のこの人も、後半戦はほぼ出られます

だからこそ国内女子ツアーの前半戦最後の試合となった「アース・モンダミンカップ」は盛り上がった。大会終了後の賞金ランキング上位5人には「全英AIG女子オープン」の出場権が付与、また第1回リランキング前最後の試合として、7月以降の出場優先順位が決まるのである。ここでの戦いが7月以降に大きく影響するのは間違いなかった。

そんな節目の試合が、去年よりも総額で2000万円増額されて賞金総額2億円(優勝3600万円)と、こういった何かが決まるタイミングでの賞金としては最高額となった。ちなみに他の試合を例にとると、以下の通り。

CAT Ladies」日本女子オープン出場者決定前 賞金総額6000万円
「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」第2回リランキング前 賞金総額7000万円
富士通レディースTOTOジャパンクラシック出場者決定前 賞金総額8000万円
「大王製紙エリエールレディス」賞金シード決定前 賞金総額1億円

もう一つ、いつ決定するか分からない賞金女王があるが、10月末の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(アース・モンダミンカップと同じく今季より賞金総額2億円)で決まることはまずないため、“節目”という意味で今大会が最高額といっていいだろう。

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