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トイレでの涙から1週間 鈴木愛が悔しさ晴らす地元初V

トイレでの涙から1週間 鈴木愛が悔しさ晴らす地元初V

配信日時:2019年3月17日 16時55分

徳島県出身の鈴木愛が地元Vをようやくつかみとった
徳島県出身の鈴木愛が地元Vをようやくつかみとった (撮影:村上航)
<ヨコハマタイヤ PRGRレディス 最終日◇17日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6228ヤード・パー72>

まさかの開幕戦予選落ちから一転、地元四国で初優勝を飾った鈴木愛。強風に苦しむ選手が続出するなか、この日のベストスコアタイとなる「68」をマークし、昨年6月の「ニチレイレディス」以来、節目のツアー通算10勝目を達成した。

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記者会見の席に現れた鈴木は開口一番、「ようやくここに来られました」と、満面の笑みを浮かべた。2015年には17番のボギーで李知姫(韓国)に並ばれプレーオフで惜敗。昨年は上がり3連続バーディでアン・ソンジュ(韓国)に並ぶも、またしてもプレーオフで敗れた。「勝てそうで勝てない、本当に悔しい思いばかりしてきた大会だから」。感慨深げに勝利をかみしめた。

徳島県出身の鈴木にとって、四国の試合で勝ちたい気持ちは人一倍強かった。本大会と11月の「大王製紙エリエールレディス」では、これまで何度も優勝争いをしながら最後の最後で優勝カップに届かず。今回こそはと気合のこもったラウンドだった。最終的には4打差をつけての勝利も、「1日を通してタフな18ホールでした」というのが本音。「我慢強くプレーできた」と、この5年間の成長を喜んだ。

開幕戦前には体調、技術、メンタル面の充実を強調していた。それだけに予選落ちは相当にこたえた。「自信を持っていたのに、やってきたことが間違っていたのかと思ってしまった。終わってからすぐトイレに駆け込んで泣いていました」と、沖縄の悔しさを振り返った。そんな状態から立ち直り、見事に地元Vを飾った。

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