飛ばし屋が絶対的有利ではない！？ 13年ぶりの瀬田GCに選手たちの印象は

＜TOTOジャパンクラシック 事前情報◇1日◇瀬田ゴルフコース 北コース・滋賀県（6,659ヤード・パー72）＞

昨年まで太平洋クラブ 美野里コースで行われていた「TOTOジャパンクラシック」は、今年から過去8回開催された瀬田ゴルフコース 北コースへと舞台を移した。2003年にはアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）がトータル24アンダーという現在も破られていない54ホールの最少スコアをたたき出したコースである。設計は日本が誇る名匠・井上誠一だ。

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最後に瀬田で行われていた05年に出場しており、今大会にも出場する日本ツアーメンバーは2人だけ。李知姫と全美貞（ともに韓国）である。残念ながら、2人とも「さすがに13年前なのでよく覚えていないです」とその記憶はあいまいのようだ。

それでも「なんとなくアニカさんについては覚えています。ショットがすごくてパターも入っていました。アメリカの賞金女王だと20アンダーも出るんだなぁと思った記憶があります」と話すのは知姫。「グリーンのコンパクションによるがパー5は2オンできるところが多いので、今年もスコアが出そうだなと思います。グリーンのアンジュレーションは難しいですが、グリーンが受けている。ショットが安定してくれば、上りの打ちやすいパターばかりになるはず。そういう面ではショットの調子が大事」と分析する。

そして「葛城（ゴルフ倶楽部。ヤマハレディース開催コース）と似ていますね」と同じ井上設計のコースを挙げる。「ただし作りは似ているのですが、葛城はとにかくグリーンが硬い。コースの設計は似ていますが、葛城のほうが圧倒的に難しい。こっちはちゃんとした場所につければ、スコアは伸びると思います。優勝スコアは15アンダーくらい行くんじゃないですかね」と予想した。