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飛ばし屋が絶対的有利ではない!? 13年ぶりの瀬田GCに選手たちの印象は

飛ばし屋が絶対的有利ではない!? 13年ぶりの瀬田GCに選手たちの印象は

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年11月1日 18時24分

同じく井上設計らしさを感じたのは成田美寿々。「行ってみたら実は遠いバンカーだったとか、バンカーでグリーンまでの距離を近く見せて、実はバンカーとグリーンの間に結構距離があって、という井上さんっぽいコース。グリーン周りのバンカーが刈ってあって、思ったより距離を出さないと行けないバンカーが多いので、入れたくない。苦手なんですけど、井上さん(笑)」と苦笑い。「守っている暇はない。12アンダー位を目指してやると思います。いつもの日本ツアーよりは距離があるなと思いますし、上からだと傾斜でボールが止まらない位置がたくさんあったので、ピンの上につけては行けないなと思います。いつものゴルフでは上位争いはできない」と話した。

一方で、その日本ツアーでは飛距離の出ない部類に入る青木瀬令奈は「必ずしも飛ばし屋有利とはいえない」という。「270〜80ヤードくらいのフェアウェイを絞っているところが何カ所かあったので、飛ばし屋の人には狭く感じるホールがあると思う。もちろんアリヤさんクラスならそこを軽々超えてくると思いますが(笑)アップダウンもあるので、私の狙いどころの距離は見えていても、飛ばし屋の人の狙いどころが見えないホールもあった。逆に私はティショットに関してはプレッシャー無く打てる」。

青木の飛距離だと、「アイアンを持つ回数が少ない」とセカンドショットではウッドを持つことが多くなるが、「受けが強いのでグリーンの硬さはあまり感じないです。ボールが止まってくれるので」と、ウッドだからといってボールが全く止まらず勝負にならないということもなさそうだ。

「常に受けの砲台グリーンで、アップダウンがあり、ドッグレッグが多く、ブラインドのホールもあったりと、去年までの美野里が“洋”なら瀬田は“和”という感じ。日本らしいコースです。そう考えると去年まで以上に日本ツアーの選手にもチャンスはあると思います」と話すのは青木のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏。そんな瀬田GCでどんなドラマが生まれるのか。(文・秋田義和)
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