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自分を信じて得意クラブを振り抜くも…小祝さくらはPO敗北に「実力が足りなかった」

自分を信じて得意クラブを振り抜くも…小祝さくらはPO敗北に「実力が足りなかった」

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年9月2日 17時40分

小祝さくら(左)はプレーオフで申ジエに敗北 ツアー初Vを逃した
小祝さくら(左)はプレーオフで申ジエに敗北 ツアー初Vを逃した (撮影:佐々木啓)
<ゴルフ5レディス 最終日◇2日◇GOLF5カントリーみずなみコース(6,545ヤード・パー72)>

「ゴルフ5レディス」最終日はトータル14アンダーまで伸ばした申ジエ(韓国)と小祝さくらのプレーオフに突入。ともにパーとした1ホール目の後、雷雲接近による中断を挟んで迎えた2ホール目にパーとしたジエに対し、小祝は3パットのボギー。掴みかけていた悲願の初優勝はするりと抜けていった。

【写真】前代未聞のPO中断あり… 最終日の模様を特選フォトで振り返る

プレーオフの舞台となったのは、2日目にティショットを曲げてボギー、そして最終ラウンドでも右に曲げた苦手のホール18番。相手のジエを見ると、3Wを握っている。「今日はドライバーが当たってない」と小祝には不安要素があった。実際に、プレーオフ1ホール目でショットを大きく左に曲げて、木に当たっていた。

それでも迷いはなかった。「スプーンで打つと距離が残るし、スプーンがちゃんとヒットできていたわけでもない」。何よりも「私の中で一番得意なのはドライバー。それならドライバーで振り抜きたい」と最も自信のあるクラブを最後まで握った。

だが、中断明けの2ホール目のティショットは無情にもラフへ。グリーンには乗せたが、ピンまでは15mと距離が残った。とはいえ、相手のジエもピンにつけられず距離を残している。それでも「今日はグリーンが重くて届かないことが多かったし、ショートしたくなかった」と強気に行った。だが、「パンチが入ってしまった。もう少しゆっくりストロークできていたら…」と気持ちが出過ぎて3mオーバー。この返しのパットを決められず。冷静に2パットで仕留めたジエに軍配が上がった。

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