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同世代の悩める人たちを元気にしたい! 黄アルムが3週間でツアー2勝

同世代の悩める人たちを元気にしたい! 黄アルムが3週間でツアー2勝

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2018年8月12日 16時20分

貫禄のプレーで今季2勝目を飾った黄アルム
貫禄のプレーで今季2勝目を飾った黄アルム (撮影:米山聡明)
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇12日◇軽井沢72ゴルフ北コース(6,655ヤード・パー72)>

2位に6打差をつけて最終日をスタートした黄アルム(韓国)が、5バーディ・2ボギーの「69」でラウンド。トータル17アンダーで今季2勝目、ツアー通算3勝目を飾った。

【写真】黄アルムが漆黒ドレスでポージング

最後まで何が起こるか分からないとはいえ、首位に立つ人間にとって6打リードは大きい。だが、その余裕がときには心の油断を生む。スタート前、先輩プロである李知姫(韓国)がアルムに対して20アンダーを目指しなよ、と声をかけたのも、気の緩みが生まれないようにという親切心だろう。しかし、この日のアルムには隙がなかった。

スタートの1番パー4でティショットを右のラフに入れたが、そこからグリーンを狙わず、フェアウェイに一度刻んだ後、3オン1パットのパーで十分だと考えた。しかし、運悪くラフから打ったボールは予想以上に高く上がり、前方の木に当たってしまう。幸いにもファウェイには出たが、まだ130ヤード近く残っていた。そこから9番アイアンでグリーンを狙ったものの、ボールはグリーン奥のラフへ。

「ダブルボギーを叩く雰囲気は十分ありました」とアルムはいうが、仮にそうなれば、追いかける側はチャンスがあると思えるし、アルム自身も不安に襲われたことだろう。しかし、ピンまで残り10ヤードの距離をサンドウェッジで寄せると、ボールはカップに吸い込まれていった。見事なチップインパーでこのピンチを切り抜けたのだ。「あのチップインパーを見て、今日のアルムさんは手ごわいなと思いましたね」と、同組で回っていた申ジエ(韓国)を脅すには十分すぎる1打だった。

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