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尾関彩美悠が今季初の予選通過&優勝争い 変えたのはライン読み「スライスは深く」

今季3戦目でようやく予選通過。尾関彩美悠、復調のキッカケは?

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2023年3月19日 09時00分

パット復調で浮上。尾関彩美悠が今季自身初の最終日へ挑む
パット復調で浮上。尾関彩美悠が今季自身初の最終日へ挑む (撮影:佐々木啓)

<Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 2日目◇18日◇鹿児島高牧CC(鹿児島県)◇6419ヤード・パー72>

ツアー優勝者として今季を迎えた尾関彩美悠(おぜき・あみゆ)は、開幕から2試合連続で予選落ち。だが今大会では2日目に6バーディ・1ボギーの「67」で回り、トータル8アンダー・4位タイで今季初の決勝進出を果たした。

開幕からの連続予選落ちにも、「去年よりアプローチやショットの精度は自分的にいいかなと思っているので、あとはパターがもうちょい入ればいいかな」と焦りはなかった。

課題だったパットは「自分のタッチと合ってない部分があった」とライン読みを修正。「スライスラインは浅め、浅めだったので、深く読んだりとか、そういう感じです」と、ラインによって外れやすいサイドを分析し、キャディと相談しながら狙う方向を変えた。するといきなり、予選通過どころか、優勝争いに加わっている。

オフの取り組みも成果として表れた。「80ヤード以内のウェッジの距離感をけっこう練習して、だいぶロングでバーディが獲れるようになりました」。スタートの1番パー5では、残り70ヤードからウェッジで1メートルにつけてバーディ発進。8番パー5でも1.5メートルにつけてバーディを奪った。

成長著しい19歳。昨年に続く2勝目を期待されるが、「本当に今年初めていい位置なので。最後まで精一杯、一打一打に集中して上位で終わりたい」と、自分に過度なプレッシャーはかけるつもりはない。「自分の納得いくプレーができたらうれしいですし、できなくてもまた来週頑張ろうかなと思います」。長いシーズンを見据えながら、今年初めての最終日をプレーする。(文・下村耕平)

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