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昨年惜敗のリベンジ達成 桑木志帆が悲願初V「頭が真っ白」

桑木志帆がトータル11アンダーで逆転。悲願のツアー初優勝をつかみとった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年6月30日 15時43分

優勝スピーチで喜びを語った桑木志帆
優勝スピーチで喜びを語った桑木志帆 (撮影:佐々木啓)

<資生堂 レディスオープン 最終日◇30日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)◇6697ヤード・パー72>

今年、桑木志帆の頬を伝ったのは歓喜の涙だった。トップと1打差で出た最終日に4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。トータル11アンダーで逆転し、悲願のツアー初優勝を果たした。

歓喜の涙を流す桑木志帆【写真】

スタート4ホールはパーと静かな立ち上がり。5番パー3で初バーディを奪うと、8番ではボギーを喫するも9番でバウンスバック。単独トップで折り返した。バックナインでは堀琴音とし烈な首位争いを展開したが、16番パー5でのバーディで抜け出すと、1打リードで最終18番パー4に入った。

桑木のティショットは右ラフへ。2打目はグリーン左のラフへこぼれた。緊張のアプローチを1メートル以内に寄せると、ウィニングパットをしっかりと沈めてガッツポーズ。グリーン脇で仲間たちから祝福を受けると、歓喜の涙がこぼれ落ちた。

昨年大会ではプレーオフの死闘の末に、櫻井心那に敗北。あまりの悔しさに、大粒の涙を流した。闘志を燃やして挑んだリベンジマッチで、見事に雪辱を果たした。

「初優勝した実感がなくて、何を言ったらいいか…。頭が真っ白です。去年の忘れ物を取りにこれて、本当に良かった」。優勝スピーチではすでに涙はなく、満面の笑みだった。

「今まで支えてくれた家族、コーチ、トレーナー、応援団のみなさん、本当にありがとうございました。2勝、3勝と重ねていけるように、これからも一生懸命頑張ります」。この1年間で一回りも二回りも大きくなった21歳。今年は飛躍のシーズンとなりそうだ。

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