ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「終盤だけど優勝できてうれしい」 杉浦悠太が今季初Vで米ツアーへ弾み

最終ラウンドが中止となり、杉浦悠太が今季初優勝を挙げた。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2025年11月9日 14時18分

父・博倫さん(左)、母・友美さん(右)とカップを掲げる杉浦悠太
父・博倫さん(左)、母・友美さん(右)とカップを掲げる杉浦悠太 (撮影:ALBA)

<ACNチャンピオンシップ 最終日◇9日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7004ヤード・パー71>

降雨によるコースコンディション不良のため、最終日は中止となり、第3ラウンドを終えてトータル13アンダーで首位に立っていた杉浦悠太が今季初優勝を飾った。今季序盤はなかなか調子が上がらず、苦戦が続いていたが、そのなかで米ツアーの予選会挑戦を決断し、先月の1次を突破。12月の2次、最終予選会に向けて、弾みをつける優勝となった。

【写真】竹ぼうきを振り回す石川遼

杉浦は一昨年の「ダンロップフェニックス」でアマチュア優勝。昨年は「日本プロ」でメジャー初優勝を果たした。「今年も1勝したいと思っていました。終盤になってしまいましたけど、優勝できてうれしいです」。最終日は雨の予報が出ていたものの、中止までは想定していなかった。「4日間やって勝つのが一番ですけど、優勝には変わりないので…」。賞金ランクへの加算は75%の1500万円だが、実際には満額の優勝賞金2000万円を手にした。

勝利に繋がった一番の要因はパッティングの復調。「今週はパッティングが良かったので、無理にピンを攻める必要がありませんでした」。今秋から使用するのはネオマレットタイプのテーラーメイド「スパイダーツアー」。ソールのフェース寄りに鉛を貼り、後方のウエートを外していたが、今週になって鉛はそのままにウエートを元に戻した。

「ストロークで気になることがあったので、練習日に思いついてウエートを付けてみようという気になりました」。重心位置がやや後方に移動したことで、一気にストロークが安定。今季ずっとつきまとっていた悩みが解消された。

米ツアーの2次予選会は12月2日から、最終予選会は11日からの日程。来週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」には出場するが、翌週の「ダンロップフェニックス」については検討中だ。その後の「カシオワールドオープン」(11月27~30日)、日程が2次予選会と重なる「日本シリーズJTカップ」(12月4~7日)は欠場を決めている。

最終予選会に進んでも、米ツアーの出場権を得られるのは5位タイまでという狭き門。40位タイまでの選手に与えられるのは下部のコーン・フェリーツアー前半戦出場権となっている。「厳しいことは分かっているので、簡単に米ツアーに行けるとは思っていません。コーン・フェリーの出場権を得られたら、もちろん挑戦するつもりです」。

高校2年で「日本ジュニア」を制したころから米ツアー挑戦、さらには「マスターズ」優勝という夢を描いてきた。今大会の優勝で来年の米ツアー日本大会「ベイカレントクラシック」の出場権も獲得。「おとなしいけど、内に秘めたものは持っている」(父・博倫さん)という負けず嫌いな24歳は、その夢に向かって確実に前進している。(文・田中宏治)

記事に関連するリーダーボード

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト