<リシャール・ミル チャリティトーナメント 事前情報◇23日◇朱鷺の台カントリークラブ(石川県)◇6838ヤード・パー70>
ツアー通算3勝の池村寛世が、2連覇へ挑む。取材の冒頭では「楽しみです!」と勢いを見せた。前回ディフェンディングチャンピオンとして迎えた2023年の「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」では、予選落ちを喫した苦い経験もある。それでも今回は、「先週からだいぶゴルフの状態も良くはなってきたので、楽しみではあります」と笑顔を弾ませた。
直近4試合では予選落ちが3回。週末に進んでも、終わってみれば43位と、なかなか納得のいくゴルフができていなかった。その原因となっていたのがドライバーショットだ。
調子が上向いたきっかけは、前戦の台湾で開催されたアジアンツアーだった。初日の後半1ホール目でドライバーのフェースが割れていることに気づき、「2日目からドライバーをサブのドライバーに入れて、そこから良くなった」という。
スイングではなく、ギアに問題があったことが判明。現在は、「すごくスッキリして、先週も初日は60位ぐらいからから残り3日間で伸ばせて、結局23位で終われた」と手応えを得ている。今週もサブとしているテーラーメイドの『Qi4D』で戦う予定だ。
不安要素を取り除き、準備を整えて挑む今大会。予選ラウンドは、米国男子ツアー通算5勝で43歳のケビン・ナ(米国)と、2週連続優勝がかかる内藤寛太郎との組み合わせとなった。
「もうちょっと回りやすい組がよかったなと思います」と苦笑いを浮かべる一方で、「しれっと、後輩ぐらいの人と一緒に回りたかったなと思いますけど、でも、LIV(ゴルフ)でプレーしていたプレーヤーだし、僕が目指しているところでもあるので、すごく得るものはあるんじゃないかなと思います」と、楽しみにしている様子も見せた。
ナとは、これまでアジアンツアーの際に練習場で前後になることなどはあったが、ともにプレーするのは今回が初めてだ。「技術はレベルの違うものを持っているプレイヤーだと思うので、そこはすごく勉強になるところだと思います。間近で見られるのはすごく楽しみです」。
キャディを務める妻の琴音さんは英語を話せることもあり、「いろいろ話を聞けたらいいなとは思います」と、世界トップクラスのプレーヤーと同じ組で回る時間を有意義なものにしたい構えだ。
今週の目標は、もちろん「優勝争い」。ドライバーへの不安も払拭された今、好調なアイアンショットともかみ合わせ、好スタートを狙う。
今大会はチャリティ活動にも力を入れている。令和6年能登半島地震・豪雨、令和8年熊本地震の被災地復興支援を掲げ、大会を通じて集められた寄付金は、「一般財団法人リシャールミルジャパン財団」を通じて石川県と熊本県へ支援金として寄付される。
ゴルフを通じて、能登へ笑顔と活力を届けたいという思いが込められた大会。「少しでもいいゴルフを見せて、少しでもパワーを与えられたらいいなと思っています」と気持ちを示した。
ギアの不安を取り除き、上向き始めたゴルフ。能登の舞台で、連覇をかけた4日間に挑む。(文・高木彩音)
