ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「予選通過が目標です(笑)」鳥海颯太がツアーデビュー戦ながらクラブハウスリーダーでホールアウト

22歳・鳥海颯汰が地元・北海道で好プレーを披露した。

所属 ALBA Net編集部
河合 昌浩 / Masahiro Kawai

配信日時:2023年9月14日 12時39分

<ANAオープン 初日◇14日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>

朝8時に降り始めた雨が10時30分ごろに強くなり、降雨のためコースコンディション不良で10時40分に競技が一時中断。その知らせのフォーンの音をインコース最初の組でスタートした鳥海颯太は、最終9番ホールのセカンドショット地点あたりを歩いているときに聞いた。

びしょ濡れになるジェット機【写真】

この時点で4アンダー首位タイに立っていた。鳥海たちは最終ホールも残すところあと半分。競技を中断することなくホールアウトすることを選択。そのホールをパーとした鳥海は、ツアーデビュー戦で、その初日をいきなりクラブハウスリーダーでフィニッシュ。

地元・北海道出身の鳥海は、2020年4月にプロ転向。これまで「5回くらい」予選会には挑戦してきたが、憧れの「ANAオープン」に出場できるまでには至らなかった。そして今年5月、「北海道プロゴルフ選手権」で優勝を遂げ、今大会の推薦出場の権利をつかんだ。「レギュラーツアーに出るのも初めて。緊張というか、ワクワクしていました。スタートホールで名前を呼ばれたときは、すごくうれしかったです」と、満面の笑顔で話す。

「コツコツやっていたら、前半で4つのバーディ。ビックリでした」というラウンドは、結果5バーディ・1ボギーの「68」、4アンダーでフィニッシュ。特に作戦はなく、楽しんで回った結果だったという。

開催されている札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースは思い出深いコース。小学6年のときに「全道ジュニアゴルフ輪厚大会」で優勝を遂げた。この大会はその後も毎年勝ち続け、4連覇を遂げたという。それからもジュニア時代には何度も試合で輪厚を回った。だが2022年にコース改修をしてからは、「ラウンドする機会はそれほどありませんでした」というが、地元の思い出がたくさんあるコースでのツアーデビュー戦に、クラブハウスリーダーでのフィニッシュにはよろこびもひとしおだろう。

「明日からは天候も回復して、グリーンが速くなってくるでしょう。しっかりタッチを合わせていきます。今日はティショットがよかったのですが、明日以降もティショットを大事に攻めていきます」と話し、最後に「目標は予選通過です」と笑った。

昨年の初日首位のスコアは池田勇太らの8アンダー。スコアを伸ばしてくる選手は出てくるだろう。残り3日、この日の勢いのままシンデレラボーイとなれるか。鳥海にとって、これからが本当の正念場となるだろう。(文・河合昌浩)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト