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帰国翌日に「68」の好発進 LIV組の香妻陣一朗が考える来季の主戦場

水曜日に帰国したばかりの香妻陣一朗が4アンダーの好発進を決めた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年8月22日 10時00分

<Sansan KBCオーガスタ 初日◇22日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7274ヤード・パー72>

先週は米国のウェストバージニア州で行われた「LIVゴルフ第12戦 at グリーンブライアー」で3日間を戦い20位タイで終えた香妻陣一朗。水曜日に日本へ帰国し、夕方に会場入りして4ホールのみの練習ラウンドを行った。

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帰国の翌日に休む間もなく初日を迎えたが、5バーディ・1ボギーの「68」でラウンドし4アンダー。まずは好発進を決めた。「体の調子はあまりよくないですね。ちょっと時差ボケがあってあまり寝られていなくて、朝が早かった」と、この日は午前1時に起床。2度寝することなく5時に会場に入りスタートを迎えたが、朝から気温は高く、体の面では苦しいラウンドとなった。

体調万全とはいえない状況だったが、出だしの10番で「5〜6メートルのパット」を決めてバーディ発進。「そのあともすぐバーディが来たので、いい流れではやれたかなって感じだったんですけど…」と前半は3アンダー。しかし「後半はあまりチャンスにつかなかった」とパーオンが2回。チップインバーディがあるものの、思うようにスコアを伸ばすことはできなかった。それでも後半9ホールはパット数10回。さすがのパーセーブを見せながら、最後はバーディで締めた。

今季はLIVゴルフを主戦場としており、12試合に出場し最高成績は9位タイ。ポイントランキングは45位と来季のシード権を獲得するためには残りの試合で「単独2位か優勝か」と苦しい状況に追い込まれている。「1年目なのでなかなか上位でやるのは難しかったですね。先週はいいところで回っていられたので、慣れてくればもっと上にいけた感じがある。もうちょっとやりたかったなという感じですね」と振り返れば悔しい気持ちが募る。

2025年もLIVEで戦うためには、次戦の「LIVゴルフ第13戦 at シカゴ」(9月13~15日)がラストチャンス。「もう最後なので、何らかの形で残れたらいいですけど…。LIVは特殊な部分があるので、チームのキャプテンがいろいろ決めたりする特殊なやつがあるので、なんらかの形で残れたらうれしいですけどね」。

LIVゴルフのシード権を獲得できるのはポイントランキング上位24人。25~48位の選手は『“オープンゾーン”と呼ばれ、トレード、もしくはチームから出される可能性に直面することになる』という資格内容になっている。現在45位の香妻は順位を下げずに48位以内に残れば13あるチームのキャプテンがチームに招き入れれば出場できるのだ。

「たぶん難しいかなとは思っているので、アジアンツアーと日本を行ったり来たりしようかなと思っています」とLIVから撤退することになっても、海外で戦うことをやめる気はない。日本ツアーは昨季の26試合から、今季は23試合と減っている。「日本だけだと空いている時間が増えてしまう。アジアも今すごく大きくなっていますし、やりがいはある。より良いところでプレーできるように行動はしようかな」と来季のフィールドについて考えている。

日本ツアーは5月の「〜全英への道〜ミズノオープン」ぶりで今季4試合目。母国ということもあり、気持ち的には落ち着いている。「あしたからの3日間も気楽にいけたらいいなと思っています」と気負うことなく上位をキープし、最終日を迎えたい。(文・高木彩音)

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