ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「狭いな、と」 欧州帰りの星野陸也は日本特有コースに苦戦 不運OBも盛り返し

5カ月ぶりの日本ツアー参戦となった星野陸也は、4バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「70」。1アンダー・34位タイで滑り出した。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2023年9月29日 08時30分

5か月ぶりの日本ツアー参戦となった星野陸也は34位タイで初日を終えた
5か月ぶりの日本ツアー参戦となった星野陸也は34位タイで初日を終えた (撮影:鈴木祥)

<バンテリン東海クラシック 初日◇28日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>

欧州ツアーから一時帰国して出場の星野陸也は「70」のラウンドで、1アンダーの34位発進となった。5カ月ぶりの日本ツアー出場で感じたのはコースの狭さ。序盤では「いいショットをしたのがOBになったので焦りました」とアンラッキーな部分もあったが、中盤以降はしっかり巻き返した。

星野陸也のドライバースイング【連続写真】

OBは12番パー5のティショット。狙ったラインよりはやや右に飛び出したが「自分は持ち球がドローなので、ちゃんと戻ってきていたし、あの方向で木を越えれば、残り200ヤードぐらいのところまで行くので、むしろいいところに飛んだぐらいに思っていました」。OBになるとは思いもよらず2打目地点へ100ヤードほど歩いたところで赤旗が降られていることに気づき、打ち直しのため、ティにUターン。実際には“越えれば”と話した右ラフの木を直撃したボールが右に大きく跳ねて、OBゾーンに飛び込んでいた。

このホールをダブルボギーとすると、続く13番パー3もボギーとして、この時点で3オーバー。その後は4バーディを奪い、なんとかアンダーパーで初日を終えたが「コースが狭いなと感じました」と苦笑いだった。主戦場の欧州ツアーが毎週広々としたコースで行われているというわけではないが「フラットなところが多いので狭くてもそこまで気にならない。日本のコースは傾斜でラフに転がってしまうことが多いので、余計に狙いどころが狭く感じるんだと思います」。2日目以降の巻き返しにはティショットがカギとなる。

星野といえば、日本では誰もが認める飛ばし屋。2020-21シーズンはドライビングディスタンス4位だった。一方、今季の主戦場である欧州ツアーでは95位。平均300ヤード越え(300.54ヤード)を果たしていても、飛距離では上位に食い込めない。「シーズン序盤は結構ドライバーが左右に曲がっていて、3Wで打つことも多かったので、そのスタッツよりは飛ぶと思うんですけど、それでも真ん中か、ちょっと飛ぶほうというぐらいですね」。

ただし、欧州ツアーのレベルの高さを感じるのは飛距離ではなく、ティショットの精度だという。「欧州の選手は曲がらない。曲がることなんて考えていないので狭いホールでもドライバーを振り抜いてくる。自分も飛距離よりも精度を上げていきたいと思っています」。狭いと感じる日本のコースでドライバーをしっかり振り抜き、フェアウェイをとらえることができれば、今大会での巻き返しはもちろん、欧州ツアーの終盤戦に向けて、大きな手ごたえを得られるはずだ。(文・田中宏治)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト