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「こんなに早く勝てるとは」 22歳・平田憲聖が今季2勝目 メジャー初制覇には「夢にも思っていなかった」

日本プロは最終ラウンドが終了。22歳の平田憲聖が戦後最年少での大会制覇を果たした。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年7月30日 16時35分

<日本プロゴルフ選手権 最終日◇30日◇恵庭カントリー倶楽部(北海道)◇7441ヤード・パー72>

プロゴルファー日本一決定戦は、22歳の平田憲聖がトータル11アンダーまで伸ばし、初日から首位を守る完全優勝で、5月の「〜全英への道〜ミズノオープン」に続くツアー2勝目、そしてメジャー初制覇を達成。ツアー制施行後の1973年以降では今大会の最年少優勝者となった(22歳246日)。

平田憲聖、会場に駆けつけた姉と母とカップを掲げてニッコリ【写真】

「崩して終えるの嫌だったので、伸ばして優勝しようと思っていた」。トータル10アンダーの単独首位で最終日をスタートした平田は、最初の1番でセカンドショットをピンに絡めて幸先良くバーディ発進を決めたが、そのあと6番、7番、9番と3つのボギーを叩いて、トータル8アンダーに後退。上井邦浩に首位を明け渡して、2打ビハインドで折り返した。

後半に入ると流れが変わる。「前半はすごく苦しい時間が続いて、情けないゴルフをしていた。後半から切り替えようと思っていた」と、12番パー5でバーディを奪って首位と1打差まで迫ると、14番、15番と連続で長いバーディパットを入れて逆転。コブシを強く握りしめた。

終盤は中島啓太や金谷拓実といった追う選手たちがスコアを崩していくのを尻目に、危なげないゴルフを展開。17番のバーディでトータル12アンダーとして後続との差を3打に広げる。最終18番ではティショットを右の林に曲げるピンチもあったが、ボギーでまとめて勝ちきった。

優勝インタビューでは「こんなに早く2勝目を挙げることができると思っていなかったですし、それがメジャー大会になるとは夢にも思っていなかったので、すごいうれしいです」と笑顔を見せた。ホールアウト後は会場に駆けつけた母や姉と抱き合い、喜びを分かち合った。

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