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石川遼の「62」はどうやって生まれた?「福島」が変えたゴルフへの向き合い方

石川遼の「62」はどうやって生まれた?「福島」が変えたゴルフへの向き合い方

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年6月24日 18時43分

マネジメントに集中できて好結果の石川遼
マネジメントに集中できて好結果の石川遼 (撮影:鈴木祥)
ダンロップスリクソン福島オープン 最終目◇24日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>

ダンロップスリクソン福島オープン」に初出場した石川遼。2日目に5連続バーディを奪うなど「62」をマークして首位に立つ猛追を見せた。最終日に伸ばせず3位タイに終わったが、本大会前の「関西オープン」、「日本ゴルフツアー選手権」で2戦連続予選落ちからの浮上。福島でコースセッティングアドバイザーを務めた田島創志は、以前との違いに、勝つためのマネジメントが出きていた点を挙げる。

【写真】あらためて石川遼の雄たけびポーズ

ドライバーのスイング改善に取り組んできた石川だが、本大会の決勝ラウンド2日間では、パー5以外はほとんどドライバーを握っていない。「本人もいっていましたが、ゾーンに入っていたわけではなく、ちゃんとグリーンの形状を見て、どこにボールを止めなきゃいけないか、というゴルフをしっかりやっていると思います。1打1打を組み立てられていた」と3日目を振り返る。

「ゴルフは、どういう方向にボールを打ちたいかに意識がいっているほうが圧倒的に成績はいい。いいスイングをすることが、プロゴルファーの仕事ではない。まだ本人の中ではベストなスイングではないと思いますが、今はそこ(マネジメント)に向いているのではと思います。」。今までドライバーショットに重点を置いてきた石川が、ゴルフ全体へ意識を向けることができた要因のひとつに、コースの特徴がある。

「長い距離ではターゲットが広く、短い距離ではターゲットが狭いというゴルフ場。いいショットを打てば報われる」。短い番手になるほどより精度が求められるが、グリーンが広い半面、グリーンが何面にも分かれていて、ピンを正確に狙う必要があるこのコースは、それがよりいっそう強いという。「いいショットをしなければバーディはこないと、(石川)本人が一番わかっていると思うので、本人も『絶妙ですね』といっていました。ターゲットも狭いけれど、そこに打ち込んだときの手ごたえが、他のコースの何倍にもなって返ってくる。自信にも繋がったと思います」と、初出場のコースが石川に与えた影響を語る。

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