ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

蝉川泰果は8番でディボット跡に入る不運から流れ失う「ウワッと思った感情がもったいなかった」

蝉川泰果は今季2勝目ならず。8番での不運なボギーで流れを逸した。

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2023年5月21日 19時53分

8番パー4のセカンドショットはディボット跡に入っていたため、打ち込んで終わりのスイングでフィニッシュを取ることができなかった
8番パー4のセカンドショットはディボット跡に入っていたため、打ち込んで終わりのスイングでフィニッシュを取ることができなかった (撮影:上山敬太)

<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 最終日◇21日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)>

首位のジュビック・パグンサン(フィリピン)を1打差で追って最終日をスタートした蝉川泰果。きょうも飛んで曲がらないドライバーの安定感は抜群で、バーディ量産を予感させた。しかし、8番ホールでドライバーショットがディボット跡に入る不運から流れを失い、逆転優勝は叶わなかった。

きょうは1番ホールからトラブルに遭う。ドライバーはナイスショットも右のラフ。そこからのセカンドショットはグリーンを大きくオーバーした。「残り164ヤードのアゲインストを9番アイアンで打ったんですけど、明らかに飛びすぎました。180キャリーは絶対にしています。ライ的に短いラフだったので、少しだけフライヤーを計算したら、全然ダメでしたね」。

グリーン奥からのアプローチはカメラの“やぐら”が邪魔になるため救済を受けたが、これはピンに寄せられずボギー発進となった。反対に同じ最終組を回るパグンサンはバーディとして、いきなり3打のビハインドを背負う。

その後は2つのバーディを奪って1打のビハインドに戻したが、8番パー4で落とし穴が待っていた。ドライバーで打った蝉川のボールは、ヒールに当たったのか少しだけ大きくフェードして、わずかに右のラフに入った。残り距離が短いため、ラフでもウェッジでピンを狙っていけるはずだった。しかし、蝉川がセカンド地点に行ってボールをのぞきこんでみると、ボールはディボット跡の中にあった。

普通に打つことはできなかった。打ち込んで終わりのスイングでボールは低く飛び出し、グリーン奥のラフが刈り込まれたところへ。このアプローチをチャックリして、ピンを5メートルほどショート。2パットのボギーを叩いた。

「ラフのすごいディボット跡に入っているところでミスをして、なかなかついてないなと思ったら、3打目をチャックリしてしまった。そこ(2打目の後)で『しょうがないからパーで切り抜けよう』と、すぐに頭に出てくれば、3打目のチャックリなんてなかったなと思う」と悔やむ。

右ドッグレッグの7番パー4では、得意のドライバーでショートカットしてグリーン手前の花道まで運び、アプローチを50センチに寄せてバーディを奪っていただけに、波に乗れなかったのは痛かった。8番のあとの9番パー5では、2打目をグリーン左手前のバンカーに入れて、これを寄せきれずにパー。「9番もあの流れだったら、しっかりバーディを獲れていたのに、8番で“ウワッ”と思った感情がもったいなかった」と話す。

あすは、今大会の会場から近い茨城GC西Cで「全米オープン」出場をかけた36ホールの予選会に挑み、その後は「〜全英への道〜ミズノオープン」で「全英オープン」出場権を争う。「36ホールを試合でやるのは初めてなので、それを経験するいい機会かなと思う。明日は予選通過とか考える前に、自分のベストを尽くしたい」。しっかり切り替えてメジャー出場を目指す。(文・下村耕平)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト