<日本オープン 2日目◇16日◇タラオカントリークラブ 西コース(滋賀県)◇7411ヤード・パー70>
“逆輸入”の24歳、カズマ・コボリが存在感を出してきた。初日は「67」、2日目は6バーディ・ボギーなしの「64」をマークし、優勝争いに加わってきた。
国籍はニュージーランド、生まれは長野県の軽井沢。5歳のときに家族とニュージーランドに移住した。日本語は堪能で、はにかみながら受け答えする好青年だ。
コボリが一躍脚光を浴びたのが、2019年の「SECニュージーランドPGA選手権」だった。当時17歳のアマチュアながら予選会を勝ち上がって出場。太平洋地域の強豪を相手に堂々としたプレーを見せ、2位に4打差をつける圧勝を飾った。
現在はDPワールドツアー(欧州ツアー)を主戦場としている。今週はインドで試合が行われているが、次週は韓国での開催ということもあり、推薦を受けた今大会に出場した。
日本に帰ってきたのは「ちょうど1年くらい前」。久しぶりの日本だが、「お米がおいしい。やっぱり日本人だなと思う」と、生まれ故郷への親しみを口にする。
「日本オープン」には初出場。欧州を主戦場にするからこそ感じる芝質の違いがある。「(ここは)根っこが強い感じの芝。ヨーロッパではうまくいくショットがここではうまくいかない。そこの調整に時間がかかっている」。ボールを強く潰すように打とうとすると芝に刺さってしまうため、払うような打ち方が必要になるという。
慣れない芝質への対応を求められたが、「予選通過を目標にしていたので、すごくハッピーです」と充実の2日間となった。
今後の目標は、PGAツアーへの参戦だ。DPワールドツアーのポイントランキング上位10人に与えられる出場資格の獲得を目指す。現在のランキングは85位。「今シーズンは難しいので、来シーズンから頑張ろうかなという感じです」。久常涼、中島啓太に続き、欧州ツアーから世界最高峰の舞台へ。コボリもその道を見据えている。(文・齊藤啓介)
