2001年大会覇者の手嶋多一は、「時代がそうなのかも知れませんが、ワザよりもパワーの時代になってきたと思います。ただ、飛ばしてもラフに入れると難しい。飛ばして曲がらない選手が有利だと思います」と時代の変化を感じている。
大会2勝目を狙う小平智は「ラフにすっぽり埋まると2打目でグリーンを狙えない。フェアウェイキープがすごく大事」と話し、今季3勝を挙げて大会初制覇を狙う宮里優作も「飛距離よりも正確性重視が大事になってくる」とやはりラフを警戒する。今季日本ツアー初参戦の石川遼は「日本オープンはパーの比重が高くなる。ラフに入ってからボギーを打たないことが勝負」と語る。フェアウェイをキープして攻撃的な面を持ちつつ、ラフに入れたら粘りのゴルフを貫くことがカギとなる。