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来季はLIV参戦の浅地洋佑、掲げる“理想”は「一生分稼ぐ」こと 好イメージの舞台で今季2勝目へ

LIVゴルフの切符をゲットした浅地洋佑、“快挙”の裏にあったまさかの本音とは。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年11月27日 09時00分

浅地洋佑と今季LIVで戦った香妻陣一朗(右)
浅地洋佑と今季LIVで戦った香妻陣一朗(右) (撮影:上山敬太)

<カシオワールドオープン 事前情報◇26日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7375ヤード・パー72>

アジアンツアーのインターナショナルシリーズのポイントランキングで2位に入り、来季のLIVゴルフ出場権をつかんだ浅地洋佑が、10月の「日本オープン」以来となる国内男子ツアーに出場する。

【写真】浅地洋佑の勝利を支えた14本

24日(日)に帰国し、月・火の2日間は休息に充て、水曜日はショット、アプローチ、パッティングの練習で調整を進めた。

この大会は浅地にとって思い入れのある舞台だ。「プロ初年度にここで逆転シードを決めているので、そういういいイメージがあります。特筆するほど成績は出ていないですけど、1日で7アンダーとか6アンダーとかも出したことがあるので、イメージはいいです」と、今年はコースの下見こそしていないが、不安はない様子だ。

今季は、国内ツアー3戦目の「中日クラウンズ」で4年ぶりの通算4勝目。続く「関西オープン」でも優勝争いを演じ2位。しかし、その後の日本オープンまでの14試合は、2度の棄権と8試合の予選落ちと苦しい時期が続いた。そんな中で「気分転換に」と参戦したアジアンツアー。「上手いこと行ってしまって」と、自身今季9戦目となる「マオタイ シンガポールオープン」で勝利を挙げた。

当初は頭にもなかったというLIVゴルフ。「優勝してから、この順位で終わったらリブだよって言われてそこから少し意識というか“行けたらいいな…”ぐらいで」と心境の変化も明かす。その結果、高額賞金リーグへの切符を獲得した。来季は2月4日開幕のサウジアラビア大会から参戦予定。主戦場はLIVゴルフとしつつ、日本ツアーやアジアンツアーにも出場する方針だ。

大きく環境が変わる1年となるが、「そこは出ながら慣れていくしかないと思う。でも、アジアンツアーなどで海外はよく行っているので、そこまで心配はしていない」と落ち着いた表情を見せる。もちろん目指すのは優勝。「理想を言えば、一生分稼ぐくらいの気持ちでいる。優勝したら3160万ドルなので、5億5000万円ぐらい。日本ツアーで一生やっても5億円を稼ぐのって相当大変。それが1年で稼げるチャンスなので、一生分稼ぐぐらいのつもりで行きたい」と意気込みを語った。

国内ツアーの賞金ランキングは現在33位。今季優勝者として最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場権も保持しており、残りは今大会を含めて2試合。「出るからには優勝を目指してやりたいですし、今週は好きなコースなので、イメージ通り行ければいいスコアで回れそうな気がします」と通算5勝目を狙う。来季の新たなステージへ向け、自信につながる戦いとしたい。(文・高木彩音)

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