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今季“ダボ率”減少中の石川遼は痛恨『+2』で後退 6差追撃へ「最終日のプランを考えたい」

今季“ダボ率”減少中の石川遼は痛恨『+2』で後退 6差追撃へ「最終日のプランを考えたい」

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年12月3日 17時08分

3年前からスイングやマネジメント、考え方を大幅に変えて今年は「ボギーを減らす」ゴルフを一つのテーマとしている。先週の「カシオワールドオープン」終了時点で75ラウンド中ボギーは169個。1ラウンドあたりのボギー数は2.2533個で、19年(2.4615)、18年(2.6133)と比べて少なくなっている。

ダブルボギー以上のスコアで見ても、今季は平均0.1867と5ラウンドに1個出るかどうか。19年は0.4307で2〜3ラウンドに1個出ていた計算で、“ダボ発生率”は半分以下になっている。

「今まではティショットで攻めて、アプローチも攻めて、入れればパーというパットも攻めてオーバーして、ボギーパットが入らず、というのが多かったと思います」とピンチの場面でもパーを狙いにいった結果、ダブルボギーということも少なくなかった。この日のダブルボギーは一味違う。「パーを獲りにいったんじゃなくて、ティショットがあそこに行った時点で1.2〜1.5メートルのボギーパットを決められるか。それにかけるしかなかった。2打目以降はベストを尽くした結果です」。無理にパーを獲りに行き、崖を上り切らずにトリプルボギーということもある状況で、“プラン通り”のボギーパットを打つことはできた。

今年14個目のダブルボギーは、数年前までのダブルボギーの内容とは違う。「仕方ないかなって感じ。ああいうことができている時点で、気持ちは切れていないので…」と割り切れるものだ。ただ、「でも痛いっす。あと15時間ぐらい引きずります」。無謀が生んだダブルボギーではなかったが、上位戦線での『+2』は大きなダメージとなった。

しかし、全体的に見れば大きなミスはそこだけで「いい感じでできている」と感触は悪くない。この日「71」と1つ伸ばすにとどまり、首位との差は6打差に広がった。「この3日間やってこなかった、リスクも伴う7アンダーとかを目指すプランも考えられる。それをやり切るのか、きょうのようなプランの中でロングパットにかけるのか。あすの朝、フワッとした気持ちではスタートしたくない。整理して、しっかり考えたい」。最終日での追撃に向けて、今夜はプランを練り直す。

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