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「次に『リョウ君』と呼ばれるのは自分」 石川遼もうらやむいい球を打つ勝俣陵が優勝争いへ

「次に『リョウ君』と呼ばれるのは自分」 石川遼もうらやむいい球を打つ勝俣陵が優勝争いへ

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年11月12日 08時30分

週末は石川とリョウ対決となる勝俣陵
週末は石川とリョウ対決となる勝俣陵 (撮影:上山敬太)
三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目◇11日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

第三の“リョウ”が優勝戦線に名を連ねた。レギュラーツアーフル参戦1年目の26歳・勝俣陵が連日の「67」をマークして、トータル6アンダー。首位と2打差の2位タイで決勝ラウンドにコマを進めた。石川遼、久常涼に次ぐ3人目のリョウとして存在感を示すチャンスだ。

石川遼のスイングを“鳥目線”で見る【連続写真】

埼玉県出身の勝俣は中学2年まで甲子園を目指して野球に打ち込んでいたが、両ヒザの故障などで野球道を断念。14歳からゴルフクラブを握ると関東大会を制するなど力をつけて、名門・日本大学のゴルフ部で活躍した。2017年12月にプロ転向するが、レギュラーツアーのデビュー戦は20年の「日本オープン」。昨季の国内男子下部ツアー(ABEMAツアー)では賞金ランキング12位に入り、今季はリランキングを突破してレギュラーツアー出場を続けている。ここまで16試合に出場して、予選通過は6試合で賞金ランキングは102位。今大会は主催者推薦で出場をしている。

もともとあがり症という勝俣は、「(緊張で)自分が何をしているかわからなくなってしまう」ほど。今季は1打差での予選落ちを何度も経験し、「自信を無くしていた」。推薦で出場する今大会は、2回目のタッグを組む小俣裕次郎キャディから「あとがないんだから、ガンガンいくしかないでしょ」と背中を押してもらい、「今までどおり、攻めるゴルフを取り戻せた」と好位置で週末を迎えられた。

埼玉県出身のリョウといえば、石川の名前が浮かぶ。勝俣のデビュー戦の最終日に石川と同組で回り、地元が近いこともあって親交を深めている。昨年の「関西オープン」では石川のキャディも務めた。そんな石川と3日目は最終組で“リョウ”対決となった。

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