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プロ14年目の小林伸太郎がツアー初優勝 片山晋呉から学んだ姿勢「“小林伸太郎の日”と思わせる」

プロ14年目の小林伸太郎がツアー初優勝 片山晋呉から学んだ姿勢「“小林伸太郎の日”と思わせる」

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年10月9日 16時23分

特に、16年の「マイナビABCチャンピオンシップ」の記憶は鮮明に残っている。最終日、単独首位で出ながらも永久シード選手の片山晋呉にかわされて単独2位。「あのとき片山さんを見て思ったことがありました。戦っているプレーヤーが『今日は小林伸太郎の日だな』って思ってもらえるようなプレーをしたかった。ショットで有利に立つような」。

6年前の敗戦で片山から学んだことを、最終日に実践した。前半からチャンスを演出し、終盤の16番でも果敢にピンを狙ったのは、後続にスキを見せない強い意志の表れだった。

群馬県出身の小林にとっては慣れ親しんだコースで、駆けつけた地元関係者ら“身内”の応援に応えた。「うれしいの一言です。みなさんのおかげで優勝することができました」と優勝報告もできた。

各種タイトルを獲得して鳴り物入りでプロ転向をしたが、賞金シードを取ったのは3シーズンと浮き沈みのある成績が続いた。「試合が終わってから感じるものだと思いますが、この優勝でステージが上がってくれたらいいなと思います。自分のベストのゴルフを続けてきた結果が今日なので、これをきっかけにしたい」。36歳が新たなスタートラインに立った。

※バーディやパーなどをポイント換算して総合点を競う。アルバトロス=8ポイント、イーグル=5ポイント、バーディ=2ポイント、パー=0ポイント、ボギー=マイナス1ポイント、ダブルボギー以上=マイナス3ポイントとなる。各ホールでダブルボギー以上が確定した時点で、ボールをピックアップすることも可能。

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