20日から始まる次戦の「パナソニックオープン」はリランキング順位で出場が微妙(のちに出場枠に入る)だったこともあり、同週開催のABEMAツアーで最も高額賞金の「ISPS HANDA ヒーローになれ!チャレンジトーナメント」にエントリーしていた。今大会で6位タイに入ったことで「前週トップ10以内」の資格で再び「パナソニックオープン」の出場権を得た。「ABEMAで稼ぎたいところでもありますし、レギュラーツアーで戦いたいので、パナソニックにも出たいのですが…」。レギュラーツアーの少ないチャンスでシードを狙うか下部で来季の出場権を得るのか心が揺れ動く。
今季は同期の桂川の他、内藤門下生で同学年の大西魁斗、年下の河本力がツアー優勝を遂げている。自分が夢見る舞台で同級生や年下の活躍には刺激を受ける。「優勝するのはスゴイですよ。魁斗は練習も一緒にやりますし、苦しい時期も知っているので本当に刺激になります」といち早く自分も同じ舞台に立ちたい思いも大きくなる。「でも、自分はコツコツタイプなので。調子の乗らず、コツコツと行きたいです」。今大会で6位に入りながらもまだまだと気を引き締める。いずれ咲く花。次戦どちらに出場するか悩みに悩んでいる。(文・小高拓)
