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今年の輪厚は例年にない伸ばし合い ケガ明けの池田勇太が連日の『64』で単独首位「調子に乗らず、無理せずに」

今年の輪厚は例年にない伸ばし合い ケガ明けの池田勇太が連日の『64』で単独首位「調子に乗らず、無理せずに」

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年9月17日 08時30分

異例のバーディ合戦となっている輪厚 歴代覇者の池田勇太が一歩抜け出している
異例のバーディ合戦となっている輪厚 歴代覇者の池田勇太が一歩抜け出している (撮影:米山聡明)
ANAオープン 2日日◇16日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7063ヤード・パー72>

今年の輪厚はロースコアの戦いだ。初日「64」をマークして首位タイから出た池田勇太は、この日も1イーグル・6バーディ・ボギーなしの「64」。2位に1打差の単独首位となるトータル16アンダー。2004年のチャワリット・プラポール(タイ)の13アンダーを上回り、今大会の予選ラウンドにおける最多アンダーパー新記録を樹立した。

合間のストレッチは欠かしません【写真】

首を中心とした左半身の痛みからの復帰戦だが、大会2勝を誇る池田の勢いは止まらない。インから出たこの日は前半3つ伸ばして折り返すと、5番パー5では2打目を左3メートルに乗せてイーグルを奪うなど伸ばし、上がりの9番パー5でもグリーン手前ラフからのアプローチを1メートルに寄せてバーディ締め。「ショット、パットともに昨日と変わらずいいプレーができたと」と危なげなく2日連続のビッグスコアをマークした。

3戦ぶりの実戦に不安もある。「(ケガ以降)初めて試合という環境でプレーをしました。普段の練習やラウンドとは違った力の入り加減があるので、ラウンド後は(痛みが)出ましたね」。帯同するトレーナーから3〜4時間のケアを受けて予選ラウンドを乗り切った。

しかし、体が万全な状態でないにもかかわらず、連日のビッグスコア。その要因はどこにあるのか。「今年の輪厚は、フェアウェイもグリーンもここ数年で一番いいコンディション。だからスコアが出るんだと思います」。大会前から芝がきれいに生えそろって密度が高く、各選手からは「キレイ」という言葉が聞かれた。フェアウェイからはいいコンディションで打てて、グリーンも素直な転がりをするからスコアが出やすい。

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