米国男子ツアーや欧州男子ツアーに参戦した経験を持つ谷原秀人は、今年のラフが短いセッティングを「非常に面白いと思います」と感じている。「7400ヤードとしっかり距離があるコースなのに、7100ヤードでやるのはもったいない。海外に出たときはロングアイアンでどんどんバーディチャンスにつけていくゴルフをしないといけない。そういうポテンシャルがあるコースなので、今年のひと味違ったセッティングはフェアでいいなと思います」。
谷原は続けて17番にも言及する。「17番は一番後ろのティだと、セカンドでピンまで200ヤード近く残って、いつもはラフに入ればレイアップ。それが今年は狙いたくなる。フライヤーを計算して、フライヤーしなかった池なので、難しさが出てくる。17番はエキサイトすると思いますし、考えさせられる楽しいセッティングですね」。
この試合に優勝すれば、ただ国内メジャータイトルを獲得できるだけでなく、6月下旬にドイツで行われるDP ワールドツアー(欧州男子)「BMWインターナショナル・オープン」と、 10月に日本で開催される米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の出場資格が付与される。まさに海外挑戦への試金石となる大会となりそうだ。(文・下村耕平)
