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今シーズンの最難関パー3! 東京よみうりCCの最終18番が、“2打差首位”でも安心できない理由

今シーズンの最難関パー3! 東京よみうりCCの最終18番が、“2打差首位”でも安心できない理由

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年12月5日 12時03分

どんなにいいティショットを打っても、ピンの奥に乗せたらアウト。ボールはカップの上を通過しない限り、触っただけでグリーンを出てしまうこともある。堀川未来夢は自身のYouTubeチャンネルのなかで、「ティショットでグリーンに乗らなくても、アプローチして手前から1ピン(2.5メートル)のパーパットが打てればいい」と話している。

昨年に続き2度目の出場となる金谷拓実は「ピンよりも手前にボールを置き続けることが大事。手前に外してアプローチをちょっとでもオーバーしちゃうと難しいパットが残ってしまう。よりカップに近づけたくなる気持ちを抑えながら賢くプレーしたい」と自分の欲との戦いを強調した。

13年大会では優作が3打差首位で迎えた18番のティショットをグリーン左奥のラフに外した。アプローチは下り傾斜もあって、ボールはグリーン右手前のラフまで転がってしまう。解説者が「ボギーを狙わない方がいい」と言った3打目のアプローチを、直接カップにねじ込みミラクルパー。涙のツアー初優勝を飾った。

また、谷原と岩田は昨年大会で、18番を首位タイで迎えながらともにボギーとして、チャン・キム(米国)に優勝をさらわれた。谷原は「誰が見てもわかるんですけど難しい」とこのモンスターホールを評する。昨年の苦い記憶については、「振り返らない」と引きずるつもりはない。

逆転賞金王を目指す星野陸也は開幕前に「ピン奥1メートルのバーディチャンスから3パットしたことがあるので、なるべくピン手前から打ちたい」。そして、「2打差くらいの余裕があって、最終ホールボギーでも優勝できるのが一番」と理想のゲームプランを話していた。ところが星野は、初日の18番ではダブルボギーを叩き、2打差でも安心できないことを自ら実証した。

多くの選手が4日間で2回パーが獲れればいい、2オーバーならいいと考えている18番パー3。その手前の17番パー5は3日間でイーグルが5つ出ている一番やさしいホールとなっている。残り2ホールで3打差あったとしても、ひっくり返る可能性は大いにある。

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