勘違い遅刻で2打罰スタートからの“逆転”　暫定首位の大槻智春は「ドタバタでした」

＜フジサンケイクラシック 2日目◇3日◇富士桜カントリー倶楽部（山梨県）◇7566ヤード・パー71＞

連日の日没サスペンデッドで日程がずれ込んでいる「フジサンケイクラシック」。第2ラウンドを終えて、トータル5アンダー・暫定首位に立った大槻智春。ツアー2勝目に向けて気持ちよく週末を迎えられると思ったが、この日は朝から「ドタバタでした」。

大会の模様を写真でプレーバック

第2ラウンドは12時10分スタート予定。ところが、同組の小斉平優和がティショットを打ち終えて、2番目の大槻の姿がティイングエリアにない。「正規の時間が12時10分で、1時間ちょっと前には練習もしていて、そこから30分勘違いをして」とスタート時間を12時40分と勘違い。パッティンググリーンにいたところを呼ばれ、急いでスタートに走ったが、ゴルフ規則5.3a「ラウンドが始まるとき」に違反したとして2打罰が与えられた。

つまずいてのスタートとなったが、「うまく処理するしかないなと思いました」と、「66」とスコアを5つ伸ばしてホールアウト。トータル5アンダーで、リーダーボードのトップに進み出た。「明日またいい感じで回れて、最終日に繋げられればと思っています」と、決勝に向けて気持ちの切り替えはできている。

※ゴルフ規則5.3a
ラウンドが始まるときプレーヤーのラウンドは、自身の最初のホールをスタートするためにストロークを行ったときに始まる(規則6.1a参照)。プレーヤーは自分のスタート時間にスタートしなければならない(早くスタートしてはならない)
このことは、プレーヤーは委員会が設定したスタート時間にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態でなければならないことを意味する。
委員会が設定したスタート時間は正確な時間として扱う(例えば、午前9時の意味は午前9時00分00秒であり、午前9時01分までの時間ではない)。スタート時間が何らかの理由(例えば、天候、他の組のスロープレー、レフェリーによる裁定が必要)で遅れている場合、プレーヤーの組がスタートできるときに、プレーヤーがそこにいてプレーをすぐに始めることができるのであれば、この規則の違反とはならない。