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トラブルも“ガッツダボ”で乗り切り連覇に近づく星野陸也

トラブルも“ガッツダボ”で乗り切り連覇に近づく星野陸也

配信日時:2021年9月3日 19時09分

フジサンケイクラシック 2日目◇3日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566ヤード・パー71>

上がりの9番パー4で3メートルのダブルボギーパットを沈めて、ガッツポーズ。プロゴルファーとしては珍しいシーンを見せたディフェンディングチャンピオンの星野陸也が、首位と2打差の暫定7位タイの好位置で決勝ラウンドにコマを進めた。

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前日、濃霧による視界不良のためサスペンデットとなり、この日は16番から第1ラウンドの残り3ホールを消化し、「69」とし、21位タイで終えると、1時間も経たないうちに第2ラウンドを開始。出だしの10番パー4こそボギーとしたものの、「伸ばしたいインコースでマネジメント通りできた」と13番からの3連続を含む5つのバーディを奪って首位で折り返す。後半のアウトに入ると3番で1つ落とし、迎えた9番で“事件”が起こった。

「1打目をドライバーで打つか3番ウッドで打つか迷っていて、3番ウッドだと左に行きそうでドライバーを持ったら、ちょっと合わせる感じで手打ちになってしまった」というボールは右に飛び出し、150ヤードほど先の木の枝に当たって右のOBに消えた。打ち直しの3打目は3ウッドを握ったが、「案の定左にいった」。深いラフから20ヤードほどしか出せず、5打目でようやくグリーンをとらえた。「自分を信じて打った」3メートルのダブルボギーパットを沈めると、「ガッツダボでした」と大トラブルでも最低限のオーバーで乗り切った。

「2日目なので、OBを打ったことの気持ちは切り替えられていましたが、トリ(プルボギー)だけはやめて欲しいなと。(スコアに)プラス3って書かれるのは。せめて□(ダブルボギーを表す記号)で」と、プロになって初めて、ダブルボギーにこぶしを握った。

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